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体育で散歩(ウォーキング)もいい感じ

ものづくり系の専門校で体育の時間を担当していた時に、体育館が工事で使用できない時期がありました。
校舎の横は河川敷。天気も良かったので「ウォーキング」って言う名のお散歩に行った事があります。

管理職に事前許可を得に行くと「横断歩道に気をつけてくださいね」と「川に入らないように」と・・・。
敷地から出る時に軽くインフォメ。河川敷に着いてルール説明。

  • 道いっぱいに広がって歩かない

  • 自転車やランニングをしている人が通りやすいようにスマートにさりげなく避ける

  • 犬の置き土産に注意

  • 買い食いや喫煙は禁止

  • 決めた時間までに帰ってくる

  • 川に入らない

その程度のルールで歩きました。

そこで、気が付きました。「川に入らないように」は学生が川に入らないようにでなく、お前が率先して入るなよ‼︎ って事かもしれないと・・・。

会話しながらウォーキング。
どこかに行く為でなく、タイム計測をしている訳でもなく、競っているわけでもない。

若いメンバーの数名は歩くのは「じれったい」とも言っていましたが、気分転換にはなってスッキリした顔をしていました。

平日の真っ昼間、ちょっと特別な感じ。

ちょっと今風だったのが、Apple Watchやスマホで活動量の計測をする者がチラホラ。
もちろん、私も計測していました。

歩き終えても時間に余裕があったので、河川敷の斜面にゴロンとして日向ぼっこ。
もう、漫画やドラマのような体験。

3分だったか5分だったか忘れましたが、河川敷に座ったり寝転んで、誰とも話をせずスマホも触らず静かに自分の世界に入るって事をしてみました。目を閉じてもいいし、水面をボーッと見ているのもOK

発散したいメンバーには物足りないかもしれませんが、心地よい体育の時間を体験してもらいました。

何もがむしゃらに頑張るだけが体育ではない。
何のために体育や運動を行うのか? 勝つ為だけではない事も知ってほしい。

学生生活が終わると部活や体育の時間がなくなりスポーツや運動も終わる。そんな人も多いのではないでしょうか。
部活で競技スポーツをしていてもスパッと終わってしまう。
競技スポーツを否定するつもりはありませんが、生涯スポーツと言われる世界への引き継ぎが必要ではないでしょうか。

将来に活かせる体育の時間、難しくはないと思います。

偏った食事をするのではなく、バランス良い食事のように
偏った運動や種目ではなく、バランスの良い運動や活動を行う

パスタはサッカーで、ラーメンが卓球で、ハンバーグが野球で・・・、ちがうか。

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