「どんな子どもに育ってほしい?」の恐ろしさ
息子が生後半年くらいのとき、ある講座で言われた言葉が喉に刺さった小骨のように残っている。
その場ではみんな、優しい子、元気な子、頑張る子、、みたいに答えていたように思う。
私はね、なんて答えたら良いのか分からず「け、健康… ?」と曖昧に答えてしまった。
私が戸惑ったのは、そんなこと一度も考えたことがなかったから。
そしてそのときに初めて“理想の子ども”が存在し、その理想に向かって子どもを作っていくのが親の役目だと考える人たちが(きっと少なくない割合で)存在していると知った。