学びは大切だとはわかる。でも何を学ばせるといいの?

前回の「学びは何の為にあるか」の記事で幼児期の学び特に非認知スキルが重要だと言いました。

The Seattle Social Development Project

シアトルの治安の悪い地域にある公立小学校、1~6年生が対象で行われた、子どもと親、先生の間の関係性
教師は、1年に5日間のトレーニング(教室経営、効果的な授業実践、協同学習)1年生の担任は、さらに「認知的問題解決カリキュラム(友達と協力して問題を解決する方法)」を受講。
1~2年の保護者は行動支援プログラムで褒め方、叱り方3~4年の保護者は4セッションの学習支援プログラムでお勉強のさせ方、教えて方5~6年の保護者は
5セッションの薬物予防プログラムを受講した。

結果はとても効果的だった。それだけ保護者のインパクトは強いと言う事です。子どもの学びに親がどれだけ関心を持ち親も学べるかで大きく学びの質が変わってくるのはこの研究からみても明らかでした。

今回のテーマ何を学ばせるべきなのか?質の高い学びってなーに?

認知スキルと非認知スキル

認知スキルとはいわゆるお勉強の事

非認知スキルとは コミニケーションや想像力、協調性、忍耐力など

これからの時代基礎となる認知スキルは土台となる為に必要だけど非認知スキルをもっと伸ばしていこうというのが21世紀型スキル。最近の私立の小学校でも非認知スキルを伸ばす教育に力を入れている学校も増えてきていますよね。

では認知スキル基礎学力ってなに?
『読み』がとても重要
(もちろん、「聞く」「話す」が基礎とし、「書く」ができないと困るけど、、、。
【理由】
読むこと情報の獲得
特に小学校中学年以降、読んで情報を得ることが多くなる(抽象的なことも含めて)
・ 読みがうまくいかないと、情報弱者になってしまう。
例:アメリカ小3まで.readingスキルを付ける
小3以降は読むことで情報を得る

私たちの学習支援では、必ず本を読む時間を作り、読む習慣を作る事から始める。読んだ本を今度はどんな内容なのかを自分なりに解釈して伝えて貰う様にしている。伝え方は口述でも、絵でも、表現でもなんでもいい。自分の得意なやり方で表出して貰う。高学年になるとそこから得た情報を使って更に自分なりに調べたり、グループで関連する事を研究したりもしている。1冊の興味のある本から琵琶の演奏者になったり、プロのダンサーにもなった子どもいる。みんな学校にはあまり馴染めなかった子ども達だった。


非認知スキルが重要ではあるが、学力(認知スキル)が必要なのは間違いない。つまり、知識とそれを使う力の両方が必要!当たり前なんですけどね。



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