見出し画像

学びは何の為にあるの?

いきなり質問です。

私達は子どもに勉強をしてほしいと思っていますが何故ですか?

勉強した方が○○○なのでお得だと思うから。

皆さんは○○にどんな文字が入りましたか?私は「勉強したら自分の選択枠が増えるから」って入れました。

はいさい。アソマナ学びの発達支援広場 カウンセラーのみきです。今日もよろしくお願いします。

今回からシリーズでお届けする内容は公益財団法人子どもの発達科学研究所学びの発達アテンダントで私たちが学んできた事の中で、特に皆さんに知って頂くと有意義な内容だと思う情報をお伝えしていきたいと思っています。

子ども達にとって何が将来よい影響を与えるか

この事って子育てしてるパパ ママ世代にはずっと気になる事の一つですよね。私達はこの事について科学的に考えみる必要があるのかも知れません。

科学的に考えた結果確かに「学び」が子ども達の将来に良い影響があればそれを提供したいと思いますよね。

では実際にはどの様な「学び」が最も大きな影響を与えるのか知りたくないですか??

実はこの事については世界では様々な研究がされている様です。

危険因子と保護因子
群を扱い、物事の因果関係を統計的に明らかにする。
例えば、成人病と喫煙、肥満などの因果関係は証明
されている。つまり喫煙や肥満は、成人病を予測する。
これを危険因子と言い、逆に成人病を遠ざける(健康
を保つ)因子を保護因子と言う。
同様に、成人期の困難を予測する因子が存在する。
(子どもについても言える )  

参考資料学びの発達アテンダントテキスト

では子供にとっての危険因子を考えみましょう。

もちろんここに書いている危険因子の問題で全ての子どもがそうなるわけではなく、その問題を抱える子どもが悪い訳でも当然ないという事、危険因子があるとリスクが高くなると理解して貰いたい。

問題の外在化 
暴言暴力、非行、家庭内暴力 触法行為、
問題の内在化
不登校、引きこもり、うつ、自殺、精神疾患
危険因子 学校での危険因子は
いじめの被害、間違った教育、体罰など

家庭での危険因子は偏った教育方針、虐待、DV.貧困などの問題が発達のリスクを高めると疫学統計的にはデーターとして出ています。

では逆に保護因子はどんな事でしょうか?保護因子とは問題を減らしたり起きにくくしたりする因子を保護因子といいます。

健全な発達を促す保護因子とは?

答えを見る前にアメリカ🇺🇸の興味深い研究が成果があります。   ペリー幼児教育計画
実施場所:米国ミシガン州イブシランティ市学校区ベリー小学校付属
対象者:低所得アフリカ系アメリカ人3歳で、学校教育上のリスクが高いと判定された子どもを対象にして追跡調査を行いました。

対象者数:123名(者58名vs65名)(うち、現時点で行方不
明は6%統計的有意は認済み)
実施期間:1962~67年
教育内容:3~4歳に対して、2年間(10月~5月)にわたり、環境に適したした子ども
の主体的な活動から学させる「ハイスコーププリキュラムに基づき、下記の教育を施しました。
学校教育(平日午前2時間教師一人に対して幼児5.7人)
教師による家庭訪問
親を対象とする少人数グループアーティング月1回
追跡調査期間(毎年)14,15,19,27.40歳時点

研究からみて大切なこと
幼児期の質の高い教育は、一生を左右するという事。(青年期より少年期、少年期より幼児期の方が、効果がある)
ペリー幼児教育計画で行われていたのは、脳の機能への意図的
な働きかけ。(特に実行機能を重視)
これらは、最新の脳科学から考えて、納得がいくこと。
科学的な研究の成果なので、信頼に値する。(たとえば、有名
人が「脳トレソフトがいいんですよ」と言うのとはレベルが違う)
学びの質を高める事が子どもの将来にとってとても重要だと言う事がこの研究からもわかります。

次回は質の高い学びを得るにはどうしたらいいのか?を考えて行きましょう!

この記事を読んで頂きありがとうございます。もしこの記事が皆様の少しでもお役に立てたならばメッセージやスキを押して頂けたら嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?