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クラウドファンディングと内山の想い

嫌で嫌で仕方がなかったクラウドファンディング

2022年6月6日、For Good(旧レスキュー)という、株式会社ボーダレスジャパンさんが提供するクラウドファンディングを利用し、阿蘇塾のプロジェクトを公開しました。
公開前後から2,3週間ほど、私は後悔しかしていませんでした。せっかく協力していただいているボーダレスジャパンの方々、担当の方にも八つ当たりのようなことをし、自ら立ち上げたプロジェクトに対する責任を取ろうともせず、様々な言い訳をし続け、逃げてきてしまいました。
その姿はかつて大日本印刷やリクルート時代に営業という仕事から逃げ続けてきた自分自身の姿と重なると今でも思っています。
本当に情けない話ですが、私内山が立ち上げたプロジェクトにも関わらず、ここまで積極的に関わろうとしていなかったこと、応援頂いた皆様に大変申し訳ないです。
何がそんなに嫌なのか、ようやっと自分の中で整理がつき、次のステップに踏み出せると思ったのでこの気持ちをnoteに残しておきます。

ネガティブな理由からの脱却・塾業界のユニクロになりたい

とんでもないことを書いているように感じます。ただ、クラウドファンディングを嫌だなと感じている理由。自分はどうしたいのかということを、本当に頭が煮えるくらい考えた末の結論がこれでした。私は学習塾業界のユニクロを作りたいと考えています。受講しやすい価格、高品質な学びの場所の提供。これが現在の考えです。これまでは、学習する場所がない、大変な想いをしている(であろう)子たちに学びの場所を!ということで訴えていましたが、自分の中でもうその段階はしっくりと来ていませんでした。もうその時期は過ぎたのではないだろうか、いつまでもお涙頂戴で事業を進めていていいのか。そのように考えました。

熊本地震の後から7年、様々な課題に直面し、様々な挑戦をしてきました。一貫してあったのは、どうすれば塾に来てくれる生徒たちの学力を上げられるのかということでした。
今、阿蘇塾では小中高生の学力を上げることに関しては一定の成果、方法を確立することができました。学年1位2位を阿蘇塾の生徒が独占したり、数学で50点が最高点だった子が80点を取るほどにもなりました。

基礎学力の充実が豊かな人生の土台になる

成績成績とうるさいと思われるかもしれません。ただ、そこにこだわるのは理由があります。部活動に集中したい、趣味に没頭したい、生徒会活動に専念したい。生徒たちは様々な望みがあります。それらに対して勉強が足を引っ張ってしまうのは残念だと思うのです。
学力面で不安があるから日頃したいことが制限されてしまう。それは悲しいことだと思います。そして、先にも書きましたが阿蘇塾を経営していく中で確かな学力アップをする方法を見つけました。決して特別なことはしていません。そして、その方法は多額のコストもかからないので広く普及ができます。阿蘇塾には様々な大学生も協力してくれています。指導している講師たちも様々な経歴を持った社会人経験者が中心です。阿蘇塾では、高品質な学びの機会を提供できるのです。このことに気づいたときこれからの阿蘇塾の在り方が決まりました。それが、前述した学習塾界のユニクロになりたい。というものでした。どこにいても手軽に高品質な学習ができる。これは実現可能であり、とてもやりがいのある事業だと思います。

まとめ

クラウドファンディングを始めたものの、私の中で気持ちの整理がついておらず、悲観的になっていました。ただ、そのような中でこそ阿蘇塾の在り方。というものを深く考えることができました。
結論は、学習塾界のユニクロを作る。というものでした。非常に大それた目標かもしれませんが、どこにいても高品質な学習の機会を得られる。ということはこれからの日本にとって必要なことではないかと私は考えています。当初記載したクラウドファンディングの内容とは異なる部分もありますが、これが今の私の率直な想いです。この想いに共感いただけましたら、forgoodを通じて、あるいは心の中ででも頑張れと思っていただけると大変うれしいです。これからも頑張っていこうと思います。

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