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どうしても欲しい、ならば作ればいい(前編) - aso / たかゆり

こんにちは、たかゆりです。
少し前に、社員旅行で北海道に行ってきました。
おいしい海鮮を食らい、澄んだ空気を吸って大変満足したのですが、私の心は完璧に満たされてはいませんでした。

さかのぼること北海道旅行最終日。
市場がたくさん並んだ通りに行った時のことでした。
団体が来たので「メロンおいしいよ~」だの「新鮮な蟹だよ~」だの、ここぞとばかりにお店の人が声をかけてきます。

その中で私の目を引いたものがありました。
そう。市場のおじさんが被っていた「競り帽」です。

え、ナンバープレートが帽子についている…。
衝撃のビジュアルに動揺していると、先輩があれは競りの時に番号で判別するための物だと教えてくれました。

欲しい……!!

別に競りがしたいわけではないのですが、元来帽子好きの私。あのでかでかとプレートが主張した大胆な見た目に完全に心奪われてしまいました。

まあ探せばamazonあたりに売っているだろうから、帰ったらさっそくポチろう。そう思いながら大阪に帰ったのですが、いくらネットサーフィンしようとも「競り帽」は販売していない…。

でも、どうしても欲しい。
ならば、作るしかありません。

というわけで、材料を買ってきました。
アクリル板、油性スプレー、アクリル板カッター、キリ、そして一番肝心の帽子です。

算段は、
①アクリル板をいい感じに切る。
②数字を書いた厚紙を切り抜いてスプレーで文字を入れる。
③アクリル板にキリで穴を開けてそこに糸を通し帽子に縫い付ける。

頭の中では完璧な計画ができたので、さっそくアクリル板を切っていきます。果たしてこの見るからにしょぼいカッターでアクリル板が切れるのか…と思いきや意外と切れる。
無心で削ること20分ほどでなんかそれっぽいサイズに切ることができました。

非常に好調な滑り出しです。
この調子で数字を書いた厚紙を切り抜こうとしたのですが、途中でしゃらくせー!となりアクリル板に油性ペンで直書きしました。

気を取り直してキリで穴を開けます。
結論から言うと、2時間ほど格闘した末に穴は空きませんでした。
力のかけ方が下手なのか、電動ドライバーを使っても、アクリル板はびくともしませんでした。

私の競り帽製作もここまでか…と思われたとき、救世主が現れました。
そう、asoスタッフ「ものづくり課」かねたかさんです。
私がアクリル板に穴を開けられないと嘆いていると、

「持ってきたら穴ぐらい開けたるやん」

ものづくり課、最強の味方すぎる。
asoには芸大出身者が3名もいるということで、助言をもらいながら競り帽作りが再スタートしました。
俺たちの戦いはこれからだ!というテンションですが、一応後編に続きます。

(後編に続く)

write:たかゆり


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