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パラダイスデー(アドベンチャー学部 定例会)完全紹介!

何をしてもいい。何もしないでもいい。自分たちの責任で決めて、自由に過ごす。

asobi基地ユニバーシティ「アドベンチャー学部」の定例会「パラダイスデー」ってなに? どんな経験ができて、どんな成長をするの? 子どもたちに大人気の秘密は? 余すところなく紹介します。


コンセプト

“一生モノの体験” を目指す「アドベンチャー学部」

asobi基地ユニバーシティのよりかね隊長です。

「アドベンチャー学部」では、世界自然遺産や、それに匹敵するような、国内最高峰のフィールドを舞台にした自然体験プログラムを提供しています。

学力から、社会で求められる “生きるチカラ” まで、10代前半(小学校高学年〜中学生)を飛躍的に成長させるのは、様々なコト・モノに「おもしろい」と興味を向け、夢中になり、深めていく力。

単なる自然体験ではなく、大人になり社会に出ていく近い将来に向けて、好奇心から出発して没頭することをあたりまえの自分の「武器」にする……そのための特別な環境を用意しています。

代表的なプログラム

自立・主体的に活動できる環境をとことん突き詰めた定例会「パラダイスデー」

一方で、これらメインプログラムは、遠方に出かける必要があり、子どもたちの予定や労力の面でも、またご家庭の負担の面でも、1年に何度も参加していただくのは、なかなか困難です。

また、asobi基地ユニバーシティには、個性的で魅力的な子どもたちが集います。でも、居住地がバラバラなので、出会って仲良くなっても、気軽に再会して遊べる場がありませんでした。

パラダイスデーの様子

そこで、東京・神奈川・千葉・埼玉(参加者の多い居住エリア)からアクセスしやすい近場で、定期的に気軽に遊びに行ける場をひらくことにしました。それがパラダイスデーの原型です。

子どもたちが本来持っている「自ら成長する力」を邪魔することなく、最大限に発揮できるよう、子どもたちの自立・主体的な行動をサポートする、asobi基地ユニバーシティ式の根幹ともいえるプログラムです。

石垣島7日間生活や、サマーキャンププログラムに送り込む前に、子どもを「責任を果たすかわりに大きな自由がある」asobi基地ユニバーシティ式に慣れさせたい、あるいは我が家にあっているか確かめたい、そんな方にもおすすめです。

大人たちがどのように見守り、どのような価値観で場作りをしているのかについては「asobi基地ユニバーシティのプログラムの特長|子どもたちの見守り方、場作りの仕方を徹底解説」に詳しく記載していますので、ぜひご覧ください。

パラダイスデーの流れ

フィールドは千葉県御宿町

御宿中央海水浴場

御宿中央海水浴場を中心とする、広大な白い砂浜と、青く綺麗な海。ここは日本なの!?と驚くような、断崖絶壁の風景。自然環境は申し分ありません。

もちろん、メインプログラムで訪れるような、世界自然遺産クラスの自然まではありませんが、そのかわりに、東京駅から特急わかしおで約80分と、子どもだけでも行き来できる、アクセスの良さがあります。

パラダイスデーでできること

パラダイスデーでは、子どもたちが興味・関心や好奇心から自立・主体的に活動できる環境をとことん突き詰め、楽しんでいるうちに自然に “自立のための基礎体力・基礎能力” を身につけられるようにしています。

子どもたちには、行き・帰りの交通アクセスと、そのための支度や片付けを除き、大きな自由が委ねられています。

物理的に可能で、安全上の問題がない限り、およそ思いつくことは何でもできます。一例をYouTuneの1分動画にまとめていますので、ぜひご覧ください。


集合は特急わかしお車内(または現地まで車で送り迎え)

では、具体的にパラダイスデーの流れを見て行きましょう。

asobi基地ユニバーシティのプログラムは、原則として現地集合・現地解散。親が現地まで送り迎えをするか、子どもが自分で公共交通機関を使って行き来するかになります。

大人になりつつある子どもたちがターゲットなので、このような現地集合・現地解散も、せっかくなので、子どもたちが自分でやってみる経験を重ね、少しずつ世界を広げる機会にしてほしいとの考えによります。

※スマートフォンを活用できるように準備しておくと、GPSで現在位置を確認できたり、LINEですぐに連絡が取れたりと、安心度が高まります。あと数年で親の目が届かなくなる年齢なので、この機会にスマートフォンを持つ練習を始めるのもおすすめです

小学校低学年で、どうしても必要な場合には、見守りサービスも用意しています。

無料見守りサービスについて(首都圏のみ対応)- asobi基地ユニバーシティ

パラダイスデーの場合は、東京駅発の特急わかしおの車内に集合です。事前に特急わかしおの指定席を購入しておいてもらい(号車をあらかじめお知らせします)、スタッフの目が届くようにします。

御宿駅で降りるだけ、と簡単なこともあり、小学校低学年も含め、9割以上の子が、自分の力で行き来しています。

先日はある子が、当日の朝に突然「午前中はゆっくりしたい」と主張、お昼ごろ到着の電車で一人で来るということもありました。学校の午前授業を終えてから合流する子もいます。

チェックイン(宿泊費の支払い)

御宿駅からは、徒歩10分。ほぼ真っすぐの、わかりやすい道のりです。

到着したら、ちよだ館泊の子は、藤井荘フロントにて宿泊費の支払いをします。代金は、お子さんに持たせてください(保護者が現地送迎をする場合は保護者が支払ってもかまいません)。

事前に動画視聴をして、ラインセンス試験!

以前は現地で30分ほどオリエンテーションをしていたのですが、常連の子は何度も同じ話を聞くことになりますし、時間がもったいないので、現在では事前に動画を視聴してきてもらい、理解を確かめるためのラインセンス試験を受けてもらっています。

紹介してきたとおり、asobi基地ユニバーシティには、一人ひとりに自由がありますが、最低限、持っておくべき共通認識や、安全のために守らなければいけないルールもあります。

自分たちの責任を果たすから、それ以外は主導権を持って自由に過ごせるんです。

こんだて&役割を決める!

子どもたちには、参加費として、泊数 × 1,000円を持ってきてもらいます。これを集め、全額(+前回からの繰越金)が、子どもたちが自由に使える軍資金になります。

1泊2日の場合、10人であれば10,000円、15人であれば15,000円です。

これを元に、1泊3食(その日の夕食/次の朝食・昼食)のこんだてを考え、必要なものをリストアップし、買い出しに行きます。

炊事や洗い物の当番も決めます。キャンプだからカレーを作るよ、あなたはこれをやってね、と勝手に決められてしまうのではなく、自分たちで食べたいものを作って食べられ、役割も自分で決められるわけです。

豚汁、オムライス、ホットサンド、餃子、チャーハン、フルーツゼリーなどなどちょっと手の込んだものを作るときもあれば、カップラーメンがいい、というケースもあります。

そしてお金の使い方も、子どもたちは少しずつ学んでいきます。

あるときは9,000円の軍資金があって2,718円余りました。ところが次回の開催では、同じく9,000円+2,718円=11,718円がありながら、30円足りず、しかもお菓子パーティーをしたかったのにお菓子を買うことができませんでした。

解散前に、振り返りの対話をしていますが、「足りなかったのはなぜ?」「お菓子を買えるようにするにはどうしたら良かったと思う?」「実際にお買い物をしてみてどうだった?」などなど、問いかけます。

自由に過ごす、自立・主体的な活動がスタート

オリエンテーションおよび買い出し後は、子どもたちによる自立・主体的な活動がスタートします。

フィールド内で過ごすだけでなく、出かけたい場所があれば(大人の同行を調整し)出かけられます。車も出せます。

冒頭で紹介しましたが、キャッチコピーは、「何をしてもいい。何もしないでもいい。自分たちの責任で決めて、自由にすごす」。この「何もしないでもいい」というのが、他ではなかなかない、asobi基地らしさの真骨頂。

日常が「やるべきこと」「やらなければいけないこと」で埋め尽くされていて自分の時間を十分に持てていないとしたら、休みの日に「これをして遊ぶよ」と言われたって、それそのものがストレスになることさえあります。

人気のハンモック。ゆっくり自分たちの時間を過ごすには最適のアイテム!

実際、パラダイスデーに遊びに来て、子どもたちの行動は様々です。最初から全力で遊び回る子もいれば、ハンモックに揺られながらスマホでゲームをしたり、漫画を読んだり、昼寝をしたりする子もいます。

でも、何もしないでのんびりしている子も、2日間・賞味30時間近くある中で、あるタイミングで外側に興味を向け、自分なりに楽しみ始めます。

一見すると楽しんでいるように見えなくても(内心、心配になることもあります😂)、帰り際に感想を聞くと満点に近い評価が返ってきたりします。

徒歩2〜3分で行ける海は、やはり人気のスポットです。冬でもずぶ濡れになって遊ぶケースがあります。

釣りもできます(道具は持参する必要があります)。

ちょっと車で移動すれば、海中展望塔や断崖絶景スポットもあります。

そして夜の時間。

火を囲んでマシュマロを焼いたり、花火をしたり。カードゲームに夢中になったり、気の合う友達と話し込んだり。希望があれば、夜の砂浜に出かけることもあります。

寝る時間を自分たちで決めることができ、たとえ夜ふかしをしても、誰もなにも言いません。

ただし、フィールドの使用ルールで、21時以降は静かに過ごす必要があります。また、寝たい子が眠れるように、うまく考えてあげることも条件です。

もう一つ大切なのは、深夜はフィールドから出ないで遊ぶということ。千葉県の青少年健全育成条例では、深夜(午後11時から翌日の午前4時まで)の青少年の外出を制限しています。

子どもたちには具体的に、このような条例があるので、子どもは警察に補導され、大人(保護者)は20万円以下の罰金になるよ、と説明しています。

毎晩21時のナイトミーティング

2泊以上のプログラムの場合は、毎晩21時に集合し、ナイトミーティングを行います。

1つは、その日に起きた問題や、不満を感じたことについて、お互いに考えや思いを率直に伝えあう時間です。

善し悪しを決めたり、結論を出したりすることが目的ではありません。

たとえばどうしても折り合いが悪い子がいるとして、そのままが嫌であれば、接し方を変えるのか、距離を取るのか、はたまた別の方法を取るのか。目の前に起きていることにどう対処するかは、自分次第です。

もう1つは、翌日の予定や、来る子・帰る子を確認したり、やりたいことの要望を出し合ったりします。

最終日は片付け完了&解散!

チェックアウト時間と、帰りの特急わかしおの時間を考慮し、14時までに、使った調理器具、イスとテーブル、自分の荷物を、ぜんぶ片付けて帰れようにする、という目標を提示します。

最後に解散前の振り返りの対話をします。

その時々でテーマは様々ですが、自分にとってどんな時間だったか、印象に残っていることはなにか、どんな経験をして今なにを思っているか、次にパラダイスデーに遊びに来たら何をしたいか、などなど。

「うまく言う」ことは重要ではありません。そして、誰がどんなことを思っているのか知ること、逆に自分の気持ちや考えをみんなに知ってもらうことに意義があります。

帰りは、現地までお迎えにきていただくか、特急わかしおに乗って東京駅まで戻るか、どちらかです。電車の子は、特急わかしおを降りた時点で解散となります。

募集開始のお知らせはLINE公式アカウントで!

asobi基地ユニバーシティのエッセンスがたっぷり詰まった、パラダイスデー。楽しみ方は、子どもたち次第です。

お試し参加したい子も、仲良くなった友だちにまた会いたい子も、asobi基地ユニバーシティ式を深めたい子も、大歓迎です。

パラダイスデーを含む、asobi基地ユニバーシティのプログラム募集開始は、すべてLINE公式アカウントでお知らせしています。ぜひ「友だちに追加」してくださいね。

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