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CAN・DAY・A・SORT☆27





(・A・)
「現状確認んんん!!」
と、戦いの最中に俺はホイッスルで〝ぴいいい!!〟と吹く。

ー( ơ ơ )ー
「はァいですワ(/// ^///)」
とワタクシすりすり。嗚呼♡いい匂いですわ。この
殿方のむせ返る匂い。恐らく、焦りからくるこの独特の加味されしーー

(・A・)
「現状俺とてめーしかいねえぞォ!!二人で乗り切るしかねええええ!!いけますかァ!?いけますかァ!!また俺のかほりで!!あの筋肉モード!!」

ー( ơ ơ )ー
「ううむ。確かにオトコのニオイに刺激されますが、あれはーー」

(・A・)
「ほい!!じゃあほいッ!!」
と、俺は作務衣を脱ぎ晒す。

ー( ơ ơ )ー
「………」

(・A・)
ーーこの間はどっちだ?この間はどっちだ??

ー( ơ ơ )ー
「すみません、そもそもワタクシ貧血のケがありましてーー」
と、くらりとしてみせるワタクシ♡でもでも、これは演技ではありませんのよジテン様ーー嗚呼、溺れかけのあたくしを救ってくださったジテンさまーーあの時からワタクシはーー

(・A・)
「じゃあ戦力にならないじゃんッ!!」

ー( ơ ơ )ー
「…すみませんヌーージテンさまのおチカラになれずーー」

(・A・)
「大丈夫ッ!!さっきは怒鳴ってゴメンだぜ!!かよわい女性に第一線は張らせらんねえ!!」
と、俺はユフォフォンさんを庇って、飛んでくる発明品の盾になるっ!!
「ふんッ!!」
と俺は腕をしならせて〝ばごぉム!!〟粉砕ッ!!ーーとは行かなかったけれど、弾き返すと同時にヒットした部分から集中線及び、膨れ上がるギザギザの衝撃波が見て取れた。多分これクリティカルヒット。手応え撃ち応えがよろしい時に出るエフェクトな気がする。俺は今まで結構戦ってきたけど、なんとなく分かるようになってきた気がする。

ー( ơ ơ )ー
「だいじょぶですか!?」


(・A・)
「ぬあっはっは~♪」
俺はどっかの王様の如きポージング。ま、一回ジャングルグールでカスったんだけどな。一日署長ならぬ一日族長??あ、王様ね。


ー( ơ ơ )ー
「だいじょうぶですわ!!今助けますから!!気を落とさずしっかり持って!!マブヤーマブヤー!!」

(・A・)
…いや、だからだいじびだっての。…あの、俺今凄い戦闘モード入ってるんでそういうのーー

ー( ơ ơ )ー
「今、回復させて差し上げますワアアアアッ!!」

                          『快☆光☆線ッ!!』

(・A・)
そして俺の体に訪れし快楽。気持ちいい。

ーーユフォフォン頭上のパラボラから薄膜の黄色がかった光線ーー波動みたいなものを出してくる。まるで薄焼きも薄焼きのクレープのような。プレート置きたての薄いクレープ生地のようなもんが俺を包む。

ーーするとどうだ。不可思議な事にーー身体中の傷や痛みがどんどんと言えてゆくでなないかっ。ま、主に女性連中(身内)から受けたそれなんだけど、でも、癒される事に嫌な感じはしない。

ーーま、マッチポンプっちゃマッチポンプなんだけどね。

ー( ơ ơ )ー
「ワタクシは後方支援に回りますワ!」

(・A・)
「だったらよろしくキャンディさんッ!!」
と、俺は、横たわるキャンディさんを蹴り気味に浮かして、ユフォの字に託す。ーー受け取ってくれ!ユフォフォンさんッ!!で、俺に突進してくる発明品ーーなんじゃこら。ビーカー??みたいなものが四つくっついたものを弾く。大体分かる。こういう雑魚に星座は要らん。温存々々オゾンZONE♪弾くだけよろし☆


ー( ơ ơ )ー
「分かりましたワッ!!」
ーーとは言うものの、アタクシ的には非常にコンワク…だってキャンディこの方はーーと思いつつも、ガッシリと胸の前でキャッチ。

そしてワタクシはジテンさまのお邪魔にならないよう、しゅるしゅるっと胴体をキャンディさんごと収納☆!!ジテンさまと出会った当初のUFO形態に早変わりですワ!
そして、ぎゅんぎゅんぎゅいんとUFOらしく、稲妻空中走゛りでとりあえず物陰に姿を隠しマスノ♡

(・A・)
俺はそれを目の端で確認しつつ、飛んでくる黒いオーラの手下共を砕いてゆく。うん。やっぱりこの程度星座使うまでもねえ。発明品壊してくのはなんかあれだけど、ま、あのじじいの事だ、対して有用なブツはねーだろ。

ーーと、そんな余裕綽々ムードにパトランプ。赤色灯でございます。

〝ガガッ〟と背後に這いずるような音。到来。中空に浮いて、俺を襲うタイミングを今か今かと打ち合わせ示し合わせ中なのかって位、同士らで値踏んで来る黒物家電達。それを気にしつつ、俺は後ろを向くと〝ががががッ!!〟とその音が大きくなって、壁を突破って何か大型のでかいのがーーッ!!

と、その瞬間に気配を察知。振り向いてる瞬間に黒物家電が来てる!から俺はとりあえず、回し蹴りをするけどスカるーー手応えなし!!くそッ!!まだまだ修行が必要だなって、ところに怪光線ーー出処を見るや、ユフォフォン先生が底の部分からアームとその手にインチキ宇宙光線銃みたいなのを繰り出していて、そこから照射。YES BEAM☆

俺の足先のすぐ手前で黒物家電が消し炭になって落ちる。なるほど。ありがとユフォフォン。って、俺はユフォフォンを見ると、気づいたようで、こちらにウインク。ぱちーん。うん。かわいい。
そして、UFOお馴染みの軌道で軌跡を描いて〝ふゆううううん!!〟と居場所を変える。

正直かなりありがたい後方支援ーーと、俺は感謝をしている暇はそれ程ない。俺は獲物を見つけたチーターのように横っ飛び。何故かって?答えはこれさーー

〝ずしいいいいいいいいいいいいいいんッッ!!〟

俺が飛び退いたあと、そこに敗北を喫した力士のように倒れ込んだのは、冷蔵庫ーーさっきのデカイのはコレかッ!!業務用!なんで一人暮らしのじいさまがこんなデカいのーーははあん。発明に入り用ななんちゃらが入ってるんだなと、俺はその扉を開く。ががっと。

たまたま倒れ込んだのが表面だったんでね。するとどうだ。

                                  中にはナボナ。

(・A・)
「ふざけてんのかじじいッ!!」
ーーって叫んだけど、それとこれとは話が別なことは俺も大人やらせてもらっているので分かる。
関係ないもんな。こうなるとは思ってないもんな。これこそがリアルだと俺は思うんだ。

ーー災害危機の中には一抹のおかしみが着いて回るもんなんだよ。

                〝ぐごごごごごおごごおおおッ〟

と、そやつが動きだしそうな気配到来。それ即ちデンジャラー。なので、オイラはそこから出せるだけのナボナをぽぽいと救出しつつーー待てよ、これ星のカー〇ィみたいにーーと、超絶肺活量決め込みたかったけれども、そうはプププが卸さない。
俺にそんな能力もなければ、吸い込んだものを自らの能力としたり、あるいは星を撃ち出して敵を返り討ちに出来ないからだッ!!

『アンキロサウルス座あああああああああッ!!』
                                                                  『大型ッ!!』

と、俺は腕を撓らせて、巨大冷蔵庫にお得意の星座をぶちかます。
ただし、ふつーのアンキロサウルス座ではない。簡単に言うとベジー〇のヤツなんだけど、雰囲気ごと壊しちまうし、説明ってのも難しいよな。

(・A・)
「腕組んで、巨大化させて〝こう〟だッ!!」
と俺はあまりのリキみに声に出してそう言う。
〝ダムッ〟〝ダムッ〟〝だむっ〟ーーと何度も何度も撃ち込んで撃ち込んでやるンDAッGA!!少し表面が凹む位で全然くたばりやがらねえッ!!どんだけコイツ(博士)ナボナスキーなんだよ初孫かよッ!!て思うけどそれは多分違くて、ひとえに黒いオーラの為せる技。こいつのバフか効能でなんかなってんじゃねえの!?

(・A・)
「知らねえケドッ!!」
と俺は少々投げやりな実況で締めて、その勢いで冷蔵庫を蹴るッ!!ーーなになに??骨折しちゃうんじゃないのって??だいじびだいじび心配ご無用。なんせそのキックは星座光で固めてあるから♡

                                    つまりーー

                      「バジリスク座ッ!!」

と、叫んでにょろろんがと脚を蛇行させつつ蹴りこんでいた。しかし結果はお察し。
投げやりな実況でごめん。こいつ超絶かたくてむかつくんだもん!

              『原始人の進化座あああああ!!』

瞬間、そこに描かれる、奇跡の三連撃星座。これ、ビデオ撮っといたらよかったなあ。。

〝どん〟〝どん〟〝どおん!!〟

肩からぶつかって、胸でトラップして最後に頭突きで締めた超絶怒涛脅威の三連撃。いあ、知識不足であんまり喩えきれなかった。ネアンデルタールと…えと、アウストラロピテクスとーーあとなんだっけ。リズムで覚えてるんだけど、ここまでは。これ多分、知識不足なり自分の心にフィットしてねー喩えすっと威力ガタ落ちだな。うん。俺がそう思うならそーなんだろう。
気分的には残像みたいのが自分でチラ見出来てウレシイ♡イメージ的には昇龍裂破なんだけど、ダメージ的には憲麻〇の乱舞。だから言っただろーーッ!!で締めたいけど、こいつバリバリまだHP残ってる。

                                      の
                                            で!!


(・A・)
「スフィンクス座あああああッッ!!」
と、寝そべりスライドして、巨大化した猫口頭( ΦωΦ )浮かべつつ、〝ずどおおおおおおおん!!〟

とどめにジャンプして、三角形の形してピラミッド座でのっかる。

                             〝ずどんッ!!〟

エジプト系のこれらとか、ラーメンマ〇のプリズマン戦とか好きなんで、イケるかなと思ったけどこれもダメ。クソがッ!!ちいさい吹き出しで〝メキョッ〟とか出るだけで、全然ダメージが通ってる気がしねえッ!!…しかも丸型だぜ!?せめてギザギザの吹き出しで出ろっつーんだよなあッ!!

と、俺は怒りの一蹴。あ。今度の星座は何かって?
…いや?シンプルに蹴っちゃいました。ごらんよ、おかげでこの脚、根元からプランプラン。いってええええ!!…でもさ!人間ってこゆ時こうじゃん!!分かっていても怒りに任せて蹴っちまうんだよ!!

と、俺はぴょんぴょんと片足跳躍で敵から距離取るがてらインターバル。

…全っ然こわれねえ。正直、あれの気分。えーとなんだっけ。キラークイ〇ンの第二の爆弾。あれをクソメタにぶん殴ったにも関わらずこわせなかったスタフ。ラの気分。…いや承〇郎。

はーあって、がたがたと体勢を立て直そうと浮かび上がる冷蔵庫を見ながら俺は、片足を曲げてそこに頬杖搗いて、ため息。はあーあ。形式上はまるでどこかのカフェテラスてお茶してるかのような優雅な一時……コーヒーねえかなって、台所の方に手を伸ばしてガサゴソ。うん。これだ。って、持ってきたカップ入りのコーヒーを飲んでしばし思考。

ーーこいつどうするんだーー手持ちのーー駒とか言っちゃったごめん、ユフォフォンーーまともなのはこいつぐらいかーーブラックはまだ俺には早いなあ。ちらっとユフォフォンを見たら、キャンディさんを介抱している。うむ。頼れん。あ、いやこれは言葉の綾で、この戦いに於いてはって意味。実際のところは凄く頼りになっている。…て、俺は一体誰に謝ってるのだ??(T_T)って気分になって来たので、気分覚ましに、ユフォフォンに向けて
「ありがと☆」
と言って、お星様を飛ばしてみる。するとユフォさんはこちらをちらりと向いて、こくんと頷いて、すぐに看護に戻る。
よし。こいつは俺一人でなんとかーーって、立ち上がった瞬間に、ぴかり。俺の頭から電球が生み出てころんと落下。いや、新しい技を閃いたのではなくてねーー

てゆうか、こいつ冷蔵庫なんだからユッキン宛がったらそれっぽいよなあーーと思いつく。

それからユッキンの事をほおんのおり思い起こす。
するとどうだ。俺の背後にもやもやとしたオーラみたいなものを感じる。
多分これはこことどこかの異次元が今から繋がりますよ~繋がってますよ~みたいな前触れ??なんだ。ざわつきなんだ。

すると、見なくても分かる。俺の背後に開いた異次元のつながりみたいなもんから〝ゴロン〟と何かが出てくる。

「お呼びで?」

(・A・)
と、すぐさまそれだ。それが誰だかは分かっている。

(●>●)
「ーー」

(・A・)
ユッキンだ。すっと、俺の横に来るユッキンに俺は飲みさしのコーヒーを持ってってやる。

(●>●)
「フッーー」
と、俺はそれを受け取り、ゴクリだ。いい豆を使っていやがるーーそして何よりブラックというところが気に入った。
「流石、旦那ーー俺の好みがお分かりのようでーー」

ー( ơ ơ )ー
ーーと、ちらりと見ますが、不敵ににやついている御二人。…カッコつけなれて居ないのか、この先どう展開したものかと、お互いをお互いで、次お前が行けよ的に牽制しあってますワ…

   (・A・)「じゃあーー」「ところでーー」(●>●)

                (・A・)「あっ」「あっ」(●>●)

ー( ơ ơ )ー
……締まりませんワネエーー出来る女性のエスコート術♡念波送りますワ~~~<<<
(((こういう時は、敵の特徴に掛けた事言うと決まりますワよ~)))

        (・A・)「ハッ!!」「おっ!!」(●>●)

   (・A・)〝ゴニョリ〟「えと」
                                    「あの」〝ボニョリ〟(●>●)

                           (・A・)“セーノッ”(●>●)

   (・A・)「てめえなんか
                     スクラップにしてやるぜ!!」(●>●)

ー( ơ ơ )ー
ーーびしっ!と指さしてるけど、う~うん。時間掛けた割にイマイチですワ…




                        CAN・DAY・A・SORT




                         CAN・DAY・A・SORT



(●>●)
ーー俺はジテンと同時に走り出し、ジテンが左へそして俺は右へーー敵を挟み込むようにして走り出している。
「沈めるぞッーー!!」

(・A・)
「おうさッ!!」

(●>●)
と、俺の意図が伝わったのか、腕まくりをして全身の筋肉を二の腕に集めている。
俺も負けちゃいられねえ。
ーー俺は冷蔵庫エネミーの前に辿り着くなり、がしっとそいつを抱きしめてやる。ーーいいや?それは違うぜ。俺は女性しか抱かない。無機質な冷蔵庫野郎を温めてやれる程、俺はホットな漢じゃない。

(・A・)
「ふんぬッ!!」
とそこに俺が逆側からの抱きしめえええええッツ!!

(●>●)
「こうする為だぜッ!!」
と二人して、冷蔵庫を担ぎ上げ、垂直式ブレーンバスター。正直ここが何処だか知らないが、関係ねえ。
ありったけの力を込めてーー

 (・A・)「ぶち抜いてやるだけダゼエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッ!!」(●>●)

(・A・)
「ひょおおおう!!」
と、俺はユッキンとともに落下。俺は白タオルを抑え(おじいぞうちゃんのは懐にしまってある。だってあれから数日経ってるし、宇宙船にはお風呂もあるから当然、着替えもしてる)ーー

(●>●)
俺はお気に入りの麦わら帽を頭手トゥーハンドで抑えている。周囲はメカメカしいむき出しの壁に包まれている。
「…一体全体ここはどこなんだい??」

(・A・)
「ーー敵の組織の内部さーーとうとう俺達は敵のしっぽを掴んだのさーー( ≖ᴗ≖​)ニヤッ」
と、俺は嘘をつく。

(●>●)
「おいおいーー俺の力無しでかいーー??ハッハー。探偵かたなしだぜェーー」

(・A・)
と、ユッキンは返すが、冗談の具合は伝わっている。俺は正直欲しかったんだ。こんな風にノリや冗談の合う相棒みたいな存在が。

すとっ。と着地。そこはどうやらーー

(●>●)
「敵さんの格納庫のようだなーー」

(・A・)
と、ユッキンはまだ冗談に付き合ってくれている。
辺りは戦闘機やらなんだこれロボットーー??みたいなのがいっぱい。どうなってんだこれ。だって、じじいの家って単なる一軒家だぜ??四角いけど、こんな地下通路なんかーー

「ーーそれはーーワシが光学迷彩で隠しておるからじゃよ」

(・A・)
〝こつこつ〟と奥の方ーー影の方から何かがこっちへ向かって来るーー

じじい
「よくぞここを見つけたのう。ほめて使わそう」

(・A・)
「じじい…」
と、そこから出てきたのは荒谷のじっちゃん。…なんだけどーー何だか雰囲気が違う…いつもは白い白衣なんだけどーー黒い白衣(おかしいけど)に黒い片目眼帯。それにこめかみの部分にフランケンシュタインが好んで(?)付けるようなボルトを一本二本三本と打ち込んでいる。

じじい
「あと、後頭部にもあるゾ♡」

(・A・)
と、言うが雰囲気がおかしい。

じじい
「そらあそうじゃろう。ワシこそがこのおはなしの黒幕なんじゃからのう」

(・A・)「!?」                                   「!?」(●>●)

じじい
「正直ヒヤリとしたわい。お前がワシを黒幕として疑った時はのうーー」

(・A・)
と、俺を見つめてくるが、俺は何も返せない。ーー本当なのか?これはーー

じじい
「ワシの企みに気付かれたかと思ったがーークッククーーどうやらお前さんはそこまでの男ではなかったようじゃ。ワシの見込み違いだったーーようじゃ。おかげでーー」

(・A・)
と、じじいは上を見上げる。

じじい
「ーー愛しい者を亡くした」

(・A・)
「え」

(●>●)
「…」

じじい
「キャンディとか言ったかーー」
                                                   「あの娘は死んどるよ」






                           CAN・DAY・A・SORT

                                        ☆27

                                      終わり
















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