絵のない絵本『奇を衒って世に出ようとした座敷わらし』
おっ!!こんなところにひとりの座敷わらしちゃんがいました。
座敷わらしちゃんに名前はありませんでしたが、自分で自分のことをシッキーだと思っておりました。
シッキーは人を幸せにする事が好きでした。シッキーの不思議な力として、住んだ家を幸せにするというちからがありました。その為、誰かの家にこっそりと居着いては、その家をこっそり、幸せにしてはまた他の家へーーという生活を繰り返していました。
ですが、ある時シッキーは気が付きました。このやり方よりももっといい方法があるのではない