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日本に帰国して、働いてみて感じた逆カルチャーショック

みなさん、こんにちは。
私はアイルランドで大学を卒業し、東京に戻ってきて大学院を卒業後、東京の外資系コンサルティングファームで働き始めました。
日本人である私が職場で感じたカルチャーショックについて語ります。お付き合いください。帰国子女の方があるある!って思ってくださったり、社会人を始める方々の参考になったら嬉しいです。

1.言葉
日本語は美しいけれど、難しいのです。敬語なども最初はわかりづらくて、
「ありがとうございます ビジネス」など、とにかくGoogleに頼っていました。困ったときはGoogleです、皆さん!
電話をする前も、メモに書いて練習してからドキドキしながら電話をしていました。

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2.距離感
上司からよく、
お前は人との距離が近すぎる。パーソナルスペースに入ってくるな」と言われました。(言い方ってありますよね。)
私は意識していなかったので、そういうことを言われてとても驚いたのを覚えています。
でも実際、人との距離に気をつけながら接するのは、ビジネスの場では大事だなと学ぶいいきっかけになりました。

3.服装
前職で色々な方に言われて、今でも理解に苦しむのが服装でした。
もっと地味な恰好をするようにと言われたのですが、私は周囲と同じ格好をしていたつもりだったので、とても悩みました。
優しい先輩にお洋服を選びにも連れて行っていただいて、そこで選んだお洋服でも、花柄の花が大きすぎるだとか、スカートの色が明るすぎると言われてもう何が何だかでした。
周囲と同じようにシャツを着たり、スカートを着ても、私はロシアが入っていて体系が違う(背が高かったり、曲線的だったり)こともあり、同じようには見えません。周囲に溶け込もうとしても何を着ても色々言われるので、とても居心地が悪かったです。
今働いているコンサルティングファームでは何も言われないので、とても快適です。

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4.感情的
コンサルタントという職業だからかもしれませんが、感情的すぎるとも言われました。
コンサルティングファームに入社して最初の研修でプレゼンをする機会があって、プレゼンをしたところ、感情や声のトーンで表現するのはいいが、コンサルにそれは求めていないと言われました。当時の私のプレゼンはTEDスピーチだと。

最近活動しているNPOの方から、私のプレゼンはもう少し感情をこめてもいいんじゃないかなと言われたので、前職ではTEDスピーチを辞めたほうがいいと言われて気を付けていたと言ったら、
うちで欲しいのはまさにTEDスピーチだよ!
って言われました。
場所や目的に応じて、求められる役柄を演じ切るのがプロフェッショナルだなと考えた体験でした。

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5.いいこともある!
驚いたことをつらつらと書きましたが、もちろん帰国子女で良かった!と働いていて思ったこともあります。
ディスカッションに慣れているので、上司やクライアントとディスカッションをすることで関係を築くことができたり、グローバルプロジェクトで、グローバル企業のCEOと堂々と交渉をできたり。グローバル企業のトップの方々っていうのは気遣いも一流ですし、学ぶこともたくさんで、楽しみながらお仕事ができます。それに、コミュニケーションを通じて新しい仕事に繋がったりすると更にやりがいを感じます!

以上、私が日本で働いて感じたカルチャーショックでした。

職場でのカルチャーショックといえば、エリン・メイヤーさんの「異文化理解」の本も大変参考になります。
個人個人でもちろん性格は違うけど、国によって働き方や評価の仕方も違うから、そこを学んでおくことでグローバルプロジェクトでの不要な衝突を避けようという本です。具体例が豊富で、楽しみながら読むことができます。

YouTubeでもこのテーマについてお話ししているのでぜひ見てください!
【日本語版】
https://www.youtube.com/watch?v=mVlrREGOPTg
【英語版】
https://www.youtube.com/watch?v=dkJBo71luPc

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