マガジンのカバー画像

よみかき

17
わたしがよんでること、かいてること、としょかんのはなしなど、ほんにまつわるさまざまなことを。
運営しているクリエイター

#読書感想文

β-335 のんふぃくしょん

私はフィクションよりもノンフィクションのほうを好む。

創作だとどうしても描写がきつかったとしても、状況が厳しかったとしても、「でも、フィクションなんでしょ?」ってことで、なかなか感情移入もしない、作品としての面白さは享受しているつもりではいても、やっぱりこういう穿った見方をしていると、尾を引かないというものがある。

その点ノンフィクションは実際に起こったできごとを各方面の取材であったり、当時の

もっとみる

β-72 かんそうぶんについて

或る本の読書感想文、というよりか簡単なレビューを掲載しようと試みた。

実際に読んで、背景を調べて。。

でも、やめた。

フィクションならば仕方ないと思うけど、なんともご都合主義と感じてしまった部分がどうしても拭えなかった。

基本的には、良いところを見つけようと奮闘しているけれど、あまりにも辛辣になってきてしまったので、途中で打ち込む手をやめてしまった。

なんでもそうだけれど、感想文というも

もっとみる

β-55 ふらんだーすのいぬ

最後が印象に残る作品として挙げられる代表例として、"フランダースの犬"が真っ先に思い浮かぶ。

ただ、どうしてネロは逝かざるを得なくなったのか、その経緯は受動的に得ることは難しくなっている。

気になったので、少し前に読み返してみた、原作のほうを。

アントワープの郊外でミルク運びで最低限の稼ぎを得ながら、画家になることを夢見ていたネロ、アントワープの聖母大聖堂にある17世紀を代表する画家であるル

もっとみる