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人工子宮実現? ~性的インセンティブを手放したくない女たち~

人工子宮実現は可能か? 

 科学技術の進歩は恐ろしいもので、それは生殖にも進出してきている。その中で注目されているのが、人工子宮だ。人工子宮とはその名の通り人工的に作られた子宮で、女性が妊娠出産から解放されるのではという期待も寄せられている。

 しかしながら、実現は可能なのだろうか。

 人工子宮の設計は非常に複雑であるため今後も詳細な研究が必要とされるが、実現はもうすぐそこの段階にまで来ていると言ってよさそうだ。まさにSF小説的な夢のような話であるが、この夢を実現するにあたっての障害はもはや技術的問題ではなく、むしろ我々の文明を反映する倫理的問題の数々であるという。<略>急速に進む生殖医療技術の発展とその実用に倫理的批判を投げかける声は決して少なくない。また不妊が原因で両親以外の者の精子や卵子の提供によって生まれた子供が、後に「出生の秘密」に気づき、トラウマを抱えるケースも実際多くなっていると聞く。

代理母すらも不要に!? 2034年、人工子宮で人類が出産から解放される日

 どうやら人工子宮の実現を阻む問題は、技術面というよりむしろ倫理的な面にありそうだ。


フェミニストはなぜ反対するのか

 記事にはフェミニストの反応に関し次のように述べられている。

 厳格なフェミニストとして知られる南メイン大学のジュリアン・マーフィー氏は、「体外出産(人工子宮)は女性の神聖な能力を放棄することであり、現在フェミニストたちの激しい反対の声を巻き起こしています」と述べている。

代理母すらも不要に!? 2034年、人工子宮で人類が出産から解放される日

 女性が妊娠出産から解放されるかもしれないというのになぜ彼女らは反対するのだろうか。

 妊娠出産は苦行であり、解放されたいはずなのに、女性のみが持つ再生産能力を独占していたい。これは矛盾していないだろうか。

フェミニストの本音

  フェミニストが参政権を得て一番最初に行ったこと。それは優生保護法の制定であり優生思想の強化であった。

 先日、女性専用車両に誤って乗ってしまった自閉症の子供に対するフェミニストからの言葉からも分かるように、フェミニズムとは優生思想であり、女性の負の性欲という名のお気持ちによって一人の人間を徹底的に攻撃する思想なのだ。女性の意見の総体がフェミニズムだからだ。


政治に浸食するフェミニズム

 単なる女性のお気持ちであれば、そんなものワガママとして受け流せばいい。私もそう思いたいが、受け流すにはあまりに女性の地位が高まりすぎた。

 離婚して300日以内に出産した子は前夫の子とみなす現行制度を改め、女性が再婚していれば新しい夫の子と推定する特例も設ける。

離婚後300日以内でも「再婚夫の子」 民法改正へ法制審

 つまり、離婚した元夫の間にできた子供であっても、再婚していれば新しい夫の子とすることができ、元夫との子供を今の夫に育てさせるという托卵行為が可能になるのだ。そのため、自分が生む子供も遺伝子上の父親にはイケメンだったりといったgood genesの男を選び、子供を育てさせる法律上の父親には育児に協力的であるといったgood dadの男を選ぶのだ。


フェミニストの目的 まとめ

 フェミニストが人工子宮に反対する理由は再生産能力の独占である。要は、「私をその気にさせなければ子供を生んでやらない」という脅しによってワガママを押し通すためだ。そしてそのワガママによって実現されるのは、女たちにとって都合のいい人間しか残らない世界だ。

 これらの画像はフェミニズムのラディカルな面を強調する材料として提示されるがフェミニズム的には何ら矛盾せず、むしろフェミニズムの本質を表している。

 従って、我々がすべきことはフェミニストの主張を真顔で受け止めることでも真のフェミニズムの存在を主張することでもない。かといってフェミニズムの政治的正しさはこの界隈にいれば誰でも実感することだろう。

 できるのはせいぜい、フェミニズムに理解のある”フリ”をしてせめて女体にはありつけるようにするくらいだろう。

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