Twitterのアルゴリズム整理
こんにちは。
WEB業界でSNSと広告の運用をしているタロウです。
この記事では、Twitterのアルゴリズムを整理/理解し、ツイートを拡散させるための基礎概念をシェアできればと思います。
■Twitterにおけるアルゴリズムとは?
まずはじめに、公式が定義しているTwitterとは
「今、世の中で起きていること。今、人々が語り合っていること。それが、Twitter。」です。
このことからも読み取れる通り「トレンド性(情報の鮮度)」が高く、「関係性のある人々の間で話され、関心を集めている」ツイートが、タイムライン上に優先的に表示されるアルゴリズムとなっています。
そのため、タイムライン上では単純に時系列順に最新のツイートが流れてくるのではなく、「ユーザーとの関係性×興味関心の度合い×情報の鮮度」でスコア付けされスコアの高いツイートが優先表示されます。スコアの低いツイートはそもそもタイムライン上へ表示されず、ほとんどのユーザーに見られません。
■Twitterアルゴリズムの仕組み
ツイートを拡散させることにおいて、以下のアルゴリズム要素を意識して運用することが重要になります。
①関係性の深さ
1つ目の要素としては、フォロワーとどれだけ深い関係性を築けているかです。
ツイートが拡散される主な仕組みとしては、
といった流れで拡散していきます。
そのため、そもそもフォロワーとの関係性が築けていないと拡散のきっかけが出来ないため、ツイートも拡散されづらくなってしまいます。
フォロワーとの関係性を深めるためには、日頃からリプライやDMで相互的なコミュニケーションを取ることが必要となります。
②ツイート直後のエンゲージメント
2つ目の要素としては、ツイート直後にどれだけ多くのエンゲージメント(いいね、リプライ、リツイート)を得られているかです。
ツイート直後に多くのエンゲージメントを集めることで、Twitter側から「このツイートは多くのユーザーの興味関心を集めており、良質な内容であると考えられるため、他に関心がありそうなユーザーへ拡散させよう」と判断されるアルゴリズムが働きます。
そのため、ツイートから24時間以内の初速で、多くのエンゲージメントを獲得することがツイートを拡散させるうえで重要となります。
初速でエンゲージメントを獲得するには、日頃の運用を分析しフォロワーのニーズが高く興味関心を抱きやすいコンテンツを模索、日々のツイート内容へ反映することが必要になります。
③トレンド性(話題性)の高さ
3つ目の要素はトレンド性(話題性)の高さです。
冒頭でもお伝えした通り、Twitterは「今起こっているコト」を拡散させることに重きを置いています。そのため、世の中的にトレンド性の高い事柄について言及しているツイートは拡散されやすい傾向にあります。
トレンドについては、クリスマス/夏のイベント/寒い時期の乾燥など、定期的に決まった時期でトレンドになる「モーメント的な話題」。
また、美容界隈でいう"パーソナルカラー"、ガジェット業界でいう"機能比較"、自炊界隈でいう"簡単/時短レシピ"といった、そもそも話題になりやすい「自然発生的な話題」。
その他、事件や災害、メディアに取り上げられてバズッたなど、意図せず突然話題となる「突発的な話題」があります。
上記トレンドをキャッチアップするには、日々Twitterのトレンド欄やタイムライン、ニュースサイトをチェックするだけでなく、Twitter社が発行している、各月で話題となるイベントや事象をカレンダーでまとめた「Twitterモーメントカレンダー」をチェックしたり、「Meltwater」「Buzz Finder」などの分析ツールを導入し、特定の界隈でどんなことが話題になっているのかを分析することが重要になります。
④アカウント評価の高さ
4つ目の要素はアカウント評価の高さです。ここでいうアカウントの評価とは、Twitter側から見た際、如何にそのアカウントが優良なアカウントなのかの評価です。
アカウント評価が高まる基準としては、主に以下が考えられます。
Twitterの仕組み上、Twitter社がコンテンツ(ツイート)を提供するのではなく、Twitter内のユーザーが呟いたツイートがコンテンツとなり、またそれらコンテンツを他ユーザーが消費(閲覧/返信etc…)し、それらの消費活動がそのままTwitter上でのユーザー体験となります。
そのため、上質なコンテンツを頻繁に生み出し良質なユーザー体験を提供してくるアカウントは、Twitter社からしてもありがたい存在であり、優遇される傾向にあります。
Twitter社は、UIの改善や新機能のリリースなどを行い、コンテンツ創りのきっかけやそれらコンテンツが意図したユーザーに届く仕組みづくり、ユーザー体験の場を提供しているにすぎません。
⑤外部リンクを使用していない
5つ目の要素は、自分のツイートへ外部リンクを添付していないことです。
現在、SNSはTwitterだけでなくInstagramやFacebook、YouTubeやTikTok、LINEなど多岐に渡ります。その他、NetflixやHuluなどの動画配信サービスなど、人々の可処分時間は限らている中で、暇つぶしのコンテンツは無限に増え続けています。
そのため、Twitter社としても、如何にTwitter内で時間を消費してもらうかが重要となります。その結果、Twitterから外部に流れてしまうリンクを張り付けたツイートはTwitter社から嫌われ、拡散もされづらい傾向にあります。
上記を回避するには、「オーガニックツイートのリプライに外部リンクを張り付ける」「外部のサイトやサービスの認知を広げたい場合は、お金を払いプロモーションツイートとして拡散させる」などを検討する必要があります。
■さいごに
以上、「Twitterアルゴリズムの基礎概念」を整理していきましたが、ツイートを拡散させるうえで、アルゴリズムの理解が如何に重要なのかは理解いただけましたでしょうか?
今後も、Web業界(主にSNSや広告運用)に関するナレッジをシェアしていければと思いますので、アカウントをフォローしお待ちいただけるとありがたいです。
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