僕には君が必要

【写真で掌編小説】

「僕には君が必要」

視線を追いかけるといつも君は僕を見ていた。

雪の降る空の下も、真夏のかんかん照りの日も。

窓辺で寝ていればそっと撫でて、小さな窓の外を見ていると一緒に眺める。

陽炎のように気まぐれな君は、僕が不意に振り返ると抱き上げる。

まるで、僕が構って欲しがっていたみたいに。

君が寂しい時にはそっと横に座る。

君が泣いている時には膝の上に寝転ぶ。

笑ってる時は一緒に遊ぶ。

いつもと同じように。

僕は君がいないといけないんだ。

君もそう思っているよね?

終わり


写真から掌編小説でした!

七作目です!気まぐれなのは、別に猫だけじゃないのかもしれないですね!でも、猫は可愛い!

素敵な写真をありがとうございました。

また、お会いできることを楽しみにしています♪





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