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Napoleon Tea(ナポレオン ティー) ―甘い焼き菓子を彷彿とさせる皇帝

 紅茶ブランドTWGでは、いくつかの茶葉を細長い専用の缶に入れて、販売している。恐らく人気があったり、自信作だったりするフレーバーティーが選出されているのだと思う。紅茶がベースのものは全て試して記事にしたつもりだったが、改めて見返すと抜けを発見。今回はまだ取り上げていなかったNapoleon Teaを紹介する。

 袋を開けてみると、Haute Couture Tea(オートクチュール)や先日紹介したSilver Pearl Tea(シルバーパール ティー)に似た、焼き菓子のような甘い香りが漂ってくる。説明を読むと、バニラ由来のようだ。恐らく名前になっているNapoleonは、ミルフィーユのようなスイーツから付けられたものなのだろう。抽出してみると前述の2つの茶葉よりは、少しあっさりしている印象だが、やはりバニラの甘い香りはしっかりと感じられる仕上がりにはなっている。
 飲み方としては、ストレートかミルクティーだろう。個人的には、ストレートで最初を楽しみ、濃くなってきたところで牛乳を足す方法がおすすめだ。ストレートならではのあっさりとした甘みと、牛乳のコクでまろやかになったミルクティーの両方を味わってみてほしい。

 マリアージュを考える場合、基本的にスイーツとの組み合わせをおすすめしたい。食事系の場合、おそらくバニラ風味がネックになる。もしかすると、フルーツとブラッターチーズのサラダといった甘じょっぱいものであればマッチする可能性はあるが、塩味に偏った味わいだと厳しいだろう。
 スイーツなら、バニラ風味のものやバニラビーンズが入っているものが合いやすいだろう。具体的には、バニラアイスやシュークリームなどだ。個人的にはフランスパンを入れた、パンプリンと合わせてみたところ、卵液に入れたバニラビーンズとラム酒の香りが、紅茶と重なってぴったりだった。

 冒頭にも書いたようにNapoleon Teaは量り売り以外にも、茶葉が入った缶が存在する。先ほど公式ウェブサイトで調べてみたところ、50g入りの細長い缶だけでなく、20g入りの小さな缶もウェブサイト限定で販売されているらしい。缶入りは見た目も可愛いので、プレゼントにも良さそうだ。ティーバッグだけはどうもないようだが、甘い菓子のような味わいが好きなら、ぜひ試してみて欲しい。

Napoleon Teaの量り売りが入った袋。

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