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根掘り・葉掘り・茶堀りー紅茶探訪ー

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現在は主に、シンガポールの紅茶ブランドTWGの紅茶を取り上げています。 10の倍数に当たる回では、スーパーにも卸しているブランドも含めて飲み比べなど、普段とは異なる記事を掲載して…
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2024年3月の記事一覧

Malabar OP(マラバール オーピー) ーインド産ではなくインドネシア産

Malabar OP(マラバール オーピー) ーインド産ではなくインドネシア産

 最近、既に連載で取り上げたと思っていた紅茶を記事にしてきたが、今回は久々に試した覚えのない茶葉だ。インドネシアのMalabar OPを紹介する。ちなみに、Malabar(マラバール)はインドにある海岸の名前だそうだが、この茶葉の産地はインドネシアだそうだ。

 袋を開けると、細かい茶葉が顔を覗かせる。見た目だけで言えば、前回の記事にしたセイロンの、Adawatte FBOP1(アダワッテ エフビ

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Adawatte FBOP1(アダワッテ エフビーオーピー1) ―濃いミルクティーが好きなら1度は試したいウバの紅茶

Adawatte FBOP1(アダワッテ エフビーオーピー1) ―濃いミルクティーが好きなら1度は試したいウバの紅茶

 ここ最近、既に紹介したと思っていたのに、実際は記事にしていなかった紅葉を取り上げている。今回もその1つであるAdawatte FBOP1に焦点を当てる。

 名前にも入っているアダワッテとは、インドのウバにある農園の名前だ。袋を開けてみると、非常に茶葉が細かい。香りとしては、落ち着いた印象だ。抽出して飲んでみると、非常にどっしりとしている。

 飲み方としてはウバという名前から、ある程度想像がで

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Smoky Russian Tea(スモーキー ロシアン) ―実は取り上げていなかった燻製風味の紅茶

Smoky Russian Tea(スモーキー ロシアン) ―実は取り上げていなかった燻製風味の紅茶

 前回に引き続き、既に記事にした気がするのに、まだ紹介していなかった茶葉を取り上げる。今回の紅茶は、かなり初期の第10回のスモーキーフレーバー飲み比べにも登場したSmoky Russian Teaだ。正直なところ、私は本当に書いた錯覚に陥っていたので、読者の中にも同じように感じる方がいらっしゃるかもしれない。しかし、やはり記事になっていないので、改めてどのような紅茶なのか、ご一読いただけると幸いだ

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Breakfast Earl Grey(ブレックファスト アールグレイ) ―イングリッシュブレックファストとアールグレイが中間地点で待ち合わせてみた

Breakfast Earl Grey(ブレックファスト アールグレイ) ―イングリッシュブレックファストとアールグレイが中間地点で待ち合わせてみた

 今までに飲んできた紅茶ブランドTWGの紅茶を見返すと、既に書いたと思っていたら、実は記事にしていなかった茶葉が複数見つかった。信じられなくて何度か確認したものの、やはり見当たらない。今回はその中の1つであるBreakfast Earl Greyを紹介する。

 袋を開けると、茶葉が非常に細かい。後から香り付けをした紅茶ということもあり、名前に茶葉の等級は書かれていないが、BOPが近そうだ。今まで

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