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もしも自分が小さな女の子だったとして

育休中は、時間があるように思えて、そうでもなかったりする。


子どもがいたら、自分の好きな時間に好きなことをするような自由時間なんてないよなーと思いつつ、「自由時間てなんだっけ?」とも思う。

突然ぽっかり時間ができて、「なんでも好きなことして良いよ」って言われたら、何をする?

というか、何がしたい?

個人的には、そんなラッキータイムに遭遇したときのためにも、目標設定があると思っている。目標があると、優先順位が明確で、だからこそ達成できるのである。


だけど。
いつもいつも、そんなポジティブ全開でもいられない。

目標があって、したいことがあって、こうなりたいと思っていても、疲れていて時間を無駄にしてしまったり、そんな自分を責めてしまったりすることもある。

それは、それだけ心も身体も疲弊してしまっているということでもあると思う。


どうして疲れてしまうんだろう。

1日24時間はみんな平等なのに、私は自分のしたいことをうまくハンドリングできないから?

夜、すんなり寝てくれた娘が、夜中になると突然起きて泣き出したときに、夫ではダメで、私じゃないとまた寝てくれなかったりして。
私は、娘が寝た後に自分のやりたいことをやろうとしていたのに。
それが進まないから?

誰のせいでもないことに疲れてしまう。
元気な時なら、「どうやって巻き返そうかなぁ」と思えるのに。


ひどく疲れた自分をどうやって労わってあげたら良いんだろう。

ゆっくりお風呂につかりたくても。
心ゆくまで寝たくても。
そんな私の欲望よりも優先させたい娘がいるから、現実的にはそう出来ないことはわかっている。

それに、そんなことが私の本当にしたいことではない。


グッと唇をかんで。
深呼吸して。
瞬間的な自分の感情をゆっくり溶かして。


それでもおさまらずに、どうして良いかわからないほど疲れている時は、「もしも自分が小さな女の子だったとして・・」と想像してみる。


疲れて、どうしようもなくなっているその子に、なんて声をかけてあげたい?

その浮かんだ言葉を自分に投げかけてあげるのだ。


これは、すこし前に知人に教えてもらった方法。


この方法を聞いて、私は「自分をそんなに大きく思いすぎなくて良いんだ」と学んだ。

出来ない自分にガッカリするのは、自分に期待しすぎているから。
「本当は出来るはず」と思いすぎてるから。


夜中に起きて泣く娘を抱きしめながら、「まだ1歳を3か月過ぎたばかりだもんな」と思うのと同じように、「私も母になって、やっと1年3か月だもんな」と私自身のこともセルフハグしてあげたい。


もしも自分が小さな女の子だったとして。


ここまでよく頑張ってきたね。
「自分が疲れている」ことに気づけて良かったよ。
明日の私はきっと大丈夫。


一日の終わりには、私自身に優しい気持ちでいられるようにしたい。






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