心にも身体にもおいしいものを
1歳5か月の娘は、お味噌汁が好き。
お椀を両手で持って、ぐいっと自分のほうにかたむけて、ゴクゴクと上手に飲んでいる。
お汁を飲むのが好きなので、具は食べたり食べなかったり。
なんとなくだけど、キャベツや玉ねぎをコトコト煮込んだときは、具もおいしそうに食べる気がする。
柔らかくて、甘いのかもしれない。
魚やお肉は飲み込みにくいようで、モグモグしてはいるものの、最終的にべーっと出してしまうことが多い。
たまーに、ツナなら飲み込めるときもあるけど、それもマヨネーズと和えたりグラタンに入れてチーズと一緒じゃないと難しいみたい。
だから、たんぱく質は動物性のものをあまり食べられず、ヨーグルトや豆腐で摂るようにしている。
娘の食事に関しては、栄養バランスに気を使いたいとは思うものの、まだ食べられるもの自体が少ないので、どうしても栄養素が偏りがち。
もう「炭水化物」「ビタミン」「たんぱく質」をなんとなく摂れれば良いやって感じ。
野菜を食べなかったら、なにかフルーツをあげるとか。
パンはよく食べるので、小麦を摂りすぎないように、麺はあまり食べさせないとか。
脂質も摂りすぎは良くないので、炒めものや揚げ物より、「煮る」「蒸す」の調理をメインにするとか。
市販のお菓子もあげるけど、ボーロかお魚やお米のおせんべい。
赤ちゃん用のクッキーも、野菜入りだから良いかなーと思うものの、小麦や油脂のほうが気になって、まだ食べさせたことがない。
なにか「栄養をプラスしたい」というより、まだ「余計なものをすすんであげなくても良いのでは」という考え方。
だから、「野菜を食べさせたいから、野菜入りのお菓子やパンを食べさせる」よりも「食べないなら、まぁいっか。お菓子で糖類や余計な脂質を摂らない」ほうを選びたい。
必要な栄養素に関しては、数日間の食事でなんとなくバランスが取れていれば良いかな、と思うようにしている。
(なんとなくなので、本当にバランスが取れているかはわからない)
今のところ、娘も元気に成長しているので、まぁこのスタイルで良いのかなーと。
昨日は食べなかったものも今日は食べたり、その逆もあったり、娘の気分次第なところもあるし。
お味噌汁が好き、というのも、ここ最近のことなのだ。
コップ飲みが上手にできるようになってからお椀も持てるようになり、その流れでお汁を飲むようになった気がする。
そして、大人が食べているものを「食べたい」と興味を持つようになったのも、ここ最近。
つい先日、娘が体調不良ですこぶる機嫌が悪かった日。
ごはんも進まず、何をしてもぎゃあぎゃあ泣く・・・という典型的な「体調不良」。わかりやすすぎる。
ごはんもヨーグルトもフルーツもほとんど手を付けず。
でもお腹は空いてるみたいで、泣く。
「どうしようかなー」
抱っこ、抱っこと手を伸ばすので、娘を抱っこし、キッチンをウロウロ。
すると、カウンターの隅っこに置いていたものにキラッと目を光らせる娘。
「ん、ん!(あれ、食べたい!)」
指差しているのは、なんとクロワッサン。ミニクロワッサンじゃなくて、ふつうの1個サイズ。それも大きめな方に入る部類のやつ。
(私が通販で買った、パン屋さんのもの)
「えー・・・(こんな油脂たっぷりのものを・・・)」
とためらいつつも、娘に「ハイ」と渡すと、両手でクロワッサンをガッシリとつかみ、ぱっくりと大きなお口。
もぐもぐもぐ。
・・食べた!
鼻水垂らして、目の周りも真っ赤だったけど、黙々とクロワッサンを食べている。
おいしいんだ・・
油と糖っておいしいもんね・・・
夫に、食べてる娘の写真を送ったら、
「ついに禁断の果実を食べたね」
と。
確かにね。
まぁ、たまになら良いよね。
大人でも大きいと感じるくらいのサイズのそれを、娘は休まずモグモグし続け、ほぼほぼ完食した。
そして、満足した模様。
へへへっと笑って、機嫌も直ったらしい。
食べ物って心の栄養でもあるもんね。
「脳に栄養!」と思いながら、私も在宅勤務の合間にチョコレートを食べている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?