マガジンのカバー画像

となりのブレインMagazine ~事業を飛躍させるノウハウ

115
となりのブレインのメソッドを無料大公開するnoteマガジンです。 中小企業の経営を飛躍させる仕組みに関するノウハウを体系的に公開していますので、御社の事業に必要な部分だけを確認で…
運営しているクリエイター

#ビジネス

となりのブレイン 経営を飛躍させるノウハウ【目次】

こちらは、私たちとなりのブレインが発信する「中小企業の経営を飛躍させる仕組みづくり」に関するノウハウを完全無料公開しているブログを体系的に集約したページとなっております。 カテゴリーごとに、知りたい内容を選んでお読みいただくことも可能です。 一方、経営を飛躍させる仕組みについて体系的に学んでいきたい方は、「経営全般」の記事より読み始めることをお勧めしております。 「となりのブレイン」とは税理士法人横溝会計パートナーズが提供する、中小企業の経営を飛躍させる仕組み作りの支援

やぶ医者税理士が会社をつぶす

最近健康診断に行ったときにふと思ったんです。 「体づくりと経営は似ているな」って。 私たち税理士は「決算書はMRIのようなもので会社の状態を的確に教えてくれるから、決算書の見方を覚えないといけないですよ」ってよく言うんです。 でもちょっと考えたんです。私は昨年にライザップで10キロの減量をして、いまでも体を維持できているので、今回とても健康診断が楽しみでした。だけど、その前は「どうせコレステロールとか指摘されるのわかってるし正直行きたくない」って思ってました。 だれで

シンガポールの発展を「地域密着事業」のビジネスモデルに置き換えてみる

日本の東京都23区ほどの大きさしかなく、人口も500万人程度しか住んでいない小さな国、シンガポール。この小さな国は1人当たりGDPとしては世界5位となる72,795ドルとなり、今でも金融大国としてばく進中です。 「なぜこんなに小さな国で、人も土地も資源も歴史もない国がここまで成長できたのか」 私はこの答えの中に、地域密着事業の生き残りをかけた戦略が隠されているのではないかと感じていました。 シンガポールという国はとても優れたシステムを作り上げ、自国資源ではなく世界中から

インボイスから事業を守る フリーランスの防衛策!

「フリーランスのあなた!インボイスで仕事がピンチです」でお話しした通り、インボイス制度導入で消費税免税フリーランスは得意先から契約を終了される恐れも出てきます。 そこで本稿では免税フリーランスの方は、どうしたら生き残っていけるのか?そこを徹底的に掘り下げて考えてみました。 (注)下記2ワードは繰り返し出てくるため略称で表記させていただきます 「免税フリーランス」・・・消費税の課税売上が1,000万円未満の事業者を指します。今後免税であることを理由に課税得意先から排除され

中小企業は、他社「より○○」ではなく他社との「違い」を追え

企業における戦略とは「ベター:better(より○○)」ではなく「ディファレント:different(違う)」である。 先日聞いたお話で、戦略についてとても腑に落ちるお話を聞きましたのでご紹介します。 経営学者である楠木健さん(一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授)のお話です。 今日はこんなお話をしたいと思います。 中小企業の戦略についていろいろな本などで書いてあるのを見ても、なんとなくピンと来なかった経営者様は、もしかしたら初めてピンとくる話が聞けるかもです。

質問「あなたのビジネスは世の中のどのような役割を果たすために存在しているのですか?」

山口周さんの「ビジネスの未来」はこんなショッキングなくだりで始まります。 確かに、世界はこの100年間で大きく「豊か」になりました。人類は豊かさを求めて、寿命や所得を著しく伸ばして人生を謳歌してきました。特に日本の躍進は大きかったと思います。 こちらのGIF画像をご覧ください。名著「ファクトフルネス」の世界保健チャートをGIF画像にしてくれていて、この100年の間に人類がどれだけ「豊か」になってきたかが一目でわかります。 このようにして、人類は昔と比べてあまりある豊かさ

いや、人事評価は誠実さだ【中小企業の初めての人事評価3部作③ 】

人事評価制度3部作の最後のお話は賃金についてです。 第1部では、そもそも人事評価制度を導入する意味をまず解説しました。 そして第2部では、人事評価における評価要素と評価方法について解説しました。 そして今回は賃金について解説します。 正しく設計された人事評価に応じた賃金を設定していくのですが、この賃金の設定がまた難しい。どれほど正しく評価ができたとしてもその評価にふさわしい賃金とはいくらでしょう? 特に賃金は実際の支払いにつながっていくため、経営的な視点も無視してい

人事評価は愛だぜ、愛【中小企業の初めての人事評価3部作②】

前回の記事では、人事評価制度は会社が目指す未来に一緒に連れていきたい誰か(=人材)を育てるツールだというお話をしました。 今回は、具体的にその「誰か」をどのように育てていくかをお話ししたいと思います。 今回のテーマは、人事評価において、人の「何を、どのように」見て(評価)していくかです。 ・自分の会社の未来に不要な人を入れさせない ・自分の会社の未来に一緒にいることが想像できない人は評価されない ・自分の会社の未来に「一緒にいたい」と互いに思える人を高く評価する ヒト

人事評価は「未来へのバス」だ【中小企業の初めての人事評価3部作①】

あなたの会社の人事評価制度はあなたの愛でしか作れない。 人事評価制度構築に必要な要素は、専門知識でも法律でもなく、あなたがあなたの事業をもってどのような未来を創造していきたいかという情熱と、その未来に一緒に連れていきたい人材を生み出していきたいという「愛」だということです。 ・いい人材が育たず事業が伸び悩んでいる ・ともに会社を盛り立てて行ってくれる人材がいない ・一人により評価がバラバラで不公平 そんな悩みを抱えている中小企業ばかりでしょう。 一方、中小企業において

他社がマネたくてもマネできないビジネスを作るために

中小企業が他社にまねされないようなビジネスモデルを構築するためには何が必要ですか? 「それは、あなたのビジネスにストーリーを作ることですよ。」 なぜなら、ストーリーは他社が簡単に模倣しようと思っても模倣できるものではないからです。 利用者が感じるストーリーは受け手により実に多種多様であり、またそのストーリーの形成には一朝一夕では築き上げられない膨大な時間が必要なので容易に模倣ができません。 ですが、このようなお話は口では簡単に言えても、実際にどのようにストーリーを付加

中小企業に必要なマーケティングとは?

まず、ほどんどの経営者様が知らない事実を教えましょう。 戦略がある中小企業はほとんどありません。 そのため、戦略がある中小企業は圧倒的な勢いで成長できます。 ちんと戦略について考え、適切な戦略を取り込んでいくだけで、圧倒的に他社と差別化を図ることが可能なのです。 「いやいや、そんな簡単なことではないということはわかりますよ。騙されませんよ。」というあなた。 そうです。簡単ではありません。ただ、ここを知っている中小企業がまずほとんどいないという事実と、きちんと戦略を理

人事評価制度は経営ビジョンから

人事評価制度や人材育成制度を構築していくときに、何から手を付けるべきでしょうか。 中小企業において、ヒトは商品やサービスそのものです。 「どのような人材を育てていきたいか」 「どのような行動を評価したいか」 を考えていくと必然的に御社の経営理念や経営ビジョン、行動指針に立ち返るはずです。 ・どのような成果を評価すべきか ・どのような行動を評価すべきか ・どのような人材を育てていくべきか その答えは、御社がどこを目指していくのかという経営ビジョンにあるはずです。

ビジネスモデルにストーリーを与えよ

「我々中小企業は、これからどのようにして生き残っていくべきでしょうか?」 私が一番お聞きする質問かもしれません。 私は答えます。 「吹けば飛ぶような事業をしている中小企業は、他社に吹かれないようにする工夫をしければならない。」※言い方が失礼です。すいません。 「では、どのように吹かれないようにすればいいですか?」 私は答えます。 「それは、あなたのビジネスにストーリーを作ることですよ。」 今回は、中小企業の事業を存続させていくために必須のストーリー作りについてお

中小企業はヒトの問題と、どう向き合うか?

少し前かがみになって、妙に神妙な顔つきで小さな声で「横溝さん、ちょっとご相談が・・・」 中小企業経営者にとって、これほど怖い瞬間はない。 この言葉の次にくる言葉が「実は退職をさせていただきたくて…」の確率はおそらく98%くらいなんではないでしょうか。 中小企業にとっての「ヒト」の悩みはなぜこれほどまでに重いのでしょうか。 せっかく育ててきた人材の退職、いい人材が育たない、人が採れない。 「中小企業は砂の上の楼閣だ」 弊社の創業者である私の父の言葉です。 日々強い