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スーパーフード明日葉をみんなにもっと知ってほしい!

はじめまして!1年前に八丈島に移住してきました、ちーぼーといいます。よろしくお願いします。

私は移住してきてはじめて、明日葉という野菜を知りました。

まだ全国的には名前も知られていない明日葉ですが、実は栄養がたっぷりでスーパーフードとして近年注目を浴びています。これから明日葉についてみなさまに知っていただきたく、ブログを通して紹介していこうと思います。

明日葉ってどんな野菜?

明日葉は八丈島のいたるところに生えてます。

「今日、葉を摘んでも、明日には新しい芽を出す」という強い生命力があることから、明日葉という名前が付けられました。

伊豆諸島に自生しているセリ科の植物で、八丈島のいたるところで見かけることができます。私は明日葉の苗を買って畑で育てていますが、よくよく見ると庭の隅っこから生えてきていて、苗を買ったことを少し後悔したこともありました。

江戸時代の文献にも登場する明日葉は、原産地は八丈島と言われています。「水はけがよい土壌」「雨が多く温暖な気候」「過度な日陰」を好み、この島は明日葉にとって育ちやすい環境です。

また、火山島で育ち海の潮風にさらされ、台風が多くやってくる八丈島は育つ環境が厳しいからこそ、たくましさを備えた植物でもあります。

近年この明日葉は、栄養バランスに優れ、栄養価が高い食品ということでスーパーフードとして注目されています。

野菜の栄養素比較(文部科学省五訂増補日本食品標準成分表より)

このランキングは100gあたりの各栄養素のランキングです。野菜の王様と言われているホウレンソウですが、実はさまざまな栄養素の面でホウレンソウや他の多くの野菜よりも上回っています。

「長寿の島」を支えてきた明日葉

セリ科の植物と言えば、高い薬理作用をもつものが多くあり、明日葉は不老長寿の薬と言われています。細胞の加齢に伴い貯貯蓄する老廃物は、さまざま病気や障害を引き起こします。

明日葉はそんな細胞の老廃物を除去するお手伝いをしてくれるのです。

みんなの味方、アシタマン!

まだ薬が発明される前までは、病気や傷、虫刺されなどの薬としても使われてきました。また近年では、がんや花粉症に効くとして注目されているのです。

かつて八丈島は流人が流れ着いてくる島と知られていました。その当時全国的な平均寿命は30歳前後でしたが、八丈島の流人の平均寿命は55歳前後だったと言われています。

これほど長生きだった流人たちは、芋や粟・明日葉などの野菜を多く取り入れられた食事を食べていたからではないかと言われています。

現在でも八丈島では、元気に畑作業や釣りをしているおじいちゃんおばあちゃんがたくさんいらっしゃいます。これは長年にわたり明日葉が人々の暮らしを支えてきたと言えます。


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