マガジンのカバー画像

作品レビュー

14
アニメ、書籍、映画などの作品レビューです。レビューになってないものもたまにあります。
運営しているクリエイター

#読書記録

『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』 春名 幹男 を読むための参考に

『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』 春名 幹男 を読むための参考に

これは、本の感想ではありません。春名 幹男の著書『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』 は、Kindleで所要時間11時間11分の大著です。自分が読むにあたって、登場人物があまりに多く覚えきれなかったこと、さらに外国人の名前や機関名が覚えられなかったために自作の相関図などを作りました。

せっかく良い本なので、自分のように名前が覚えられずに、途中挫折してしま人がいたらもったいないので、こちらを公

もっとみる
調べてわかる事は真実か?(『ロッキード』レビュー)

調べてわかる事は真実か?(『ロッキード』レビュー)

私はgoogleで検索する時に自分に決めているルールがある。それは、1位だけじゃなく最低でも5位までは必ず見るということだ。当たり前の話だが、情報の出どころ(ソース)が1つでは間違えている可能性があるし、それどころか全くの嘘の場合も多いからだ。これは読書にも当てはまる。何かの事件について書かれている本を読むのであれば、1冊しか読まないのはダメだと思っている。最低でも2冊、興味深い事件であれば3冊以

もっとみる
『沢村忠に真空を飛ばせた男 ―昭和のプロモーター・野口修 評伝―』 細田昌志 を読むための参考に

『沢村忠に真空を飛ばせた男 ―昭和のプロモーター・野口修 評伝―』 細田昌志 を読むための参考に

細田昌志著『沢村忠に真空を飛ばせた男 ―昭和のプロモーター・野口修 評伝―』を読んだ。とても読み応えのある本だった。本書の前半部分、野口修の父親 野口進の章が、後に重要な鍵になってくるのであるが、登場人物が多く読み進めるのに苦労した。私みたいな人のために、ちょっとした図を作ってみた。

この本を読もうと思ったきっかけは、水道橋博士のYoutubeで紹介していたのを見たからだった。そこで私が興味を持

もっとみる
『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』 スティーヴン グリーンブラット著  河野 純治 (訳) を読むための参考に

『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』 スティーヴン グリーンブラット著  河野 純治 (訳) を読むための参考に

『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』 スティーヴン グリーンブラット著  河野 純治 (訳) は、395ページの単行本です(今のところkindle版はありません)。こちらの本は、全米図書賞、ピュリッツァー賞といった名だたる賞を受賞した本です。なので、内容は素晴らしいのは折り紙付きなのですが、自分にはちょっと読みづらい本でした。

何が読みづらいのかと言うと、2つあります。1つは、登場人物が外国

もっとみる