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暑中見舞い制作①(ClientWorks)

(掲載許諾済)
(制作したのは上のイラストではない)


年賀状のご依頼は
過去には請けてきたのだけど
正直あまり良い案件はなかった。

イラストレーターと名乗って良いのかな?
肩書きを名乗ることすら恐れ多かった頃、
右も左も知らずに請けてしまったのは

年賀状に使うカット500円
しかも不採用なら0円。というもので
30点くらい描いて採用は10点くらい
5000円のお仕事だった。
今思えば、無知とは恐ろしいものだ。

あまりに安すぎると思って、
次にまぁ請けたのは
年賀状デザインまるごとで3000円。
これは駆け出しなら仕方あるまいと
2~3年くらいは請けた。

やってはみたものの
金額的にもあまり高くないし、
お仕事的にもあんまり気分乗らない。
大量に必要な年賀状イラストの
頭数でとりあえず描かせて貰ってる感

つまらなくなって
それ以降は年賀状は請けないことにした。

そして数年後
とある年のクリエイターエキスポ
名刺を渡してくれた人が印刷会社K社の人だった。
「K社ってご存じですか?」
「はい、よく利用してました」
栃木に引っ越す前、大阪ではかなり御用達だったので
是非お仕事のお手伝いしたい!と思ったのだ。
印刷会社なのでポスターとかカレンダーとか?
「年賀状を描いて頂けないかと」
年賀状かぁ、また頭数集めかと少し残念。

だが話を聞いていると
今までご依頼を請けた年賀状と違う。
「アーティスト年賀状という企画で、
 素敵なアーティスト10数名だけにお願いしていまして
 他社の年賀状のような、『ふつう』の年賀状ではなく
 個性的なアーティスティックな年賀状をドドンと出したいのです
そうそう、そういう
「あなただからお願いするんです!」ってテイ、すごく大事。

実際ほんと好き勝手描かせて貰ってる。
しかも大満足の報酬だ。

そしてメールのやりとりも気持ちよく、
次の年のクリエポには私の年賀状のイラストを
コースターにしてお土産として持ってきてくれた
りもした。
それ以降K社さんとは仲良くやらせてもらってる。
年賀状制作は基本的にお断りしているがK社さんだけは特別!

次回、制作工程のお話。  …To be continued→

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