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セールスな自分がUdemyでプロダクトマネジメントを学んでわかったこと

こんにちは、はじめまして、アシダコウヘイです。

「少しでも情報発信を続けていきたい」
              ー アシダコウヘイ 2020年6月16日

などとほざいていたあの頃から1年以上経ってしまったという自分の怠惰さに驚いておりますが、そんなことにはめげずに書きますよ!

改めまして、この記事では「プロダクトマネジメント」について書いてはいますが、あくまでこれまで約10年間セールスをやってきた自分が、ちょっとした縁で社内のプロダクト開発に関わることになったというどこかのビジネスパーソン向け漫画みたいな設定のお話です。自分のこれまでの経験についてはまた別の記事で書こうと思います。

はじめに

こんな人に読んでほしい
この記事ではUdemyで学んだことをもとにお話していくわけですが、私自身、昨年あたりからプロダクトマネジメントについて学びはじめたところなので、

Udemyでの学習に興味がある方
プロダクトマネジメントに興味がある方

にぜひ読んでいただけると嬉しいです!

Udemyってなに?

教えたい人と学びたい人をつなぐ動画学習プラットフォームです。世界中で4000万人が学んでいます。
Udemyでは、さまざまな経歴の人が「講師」としてコースを運営しています。講師になるために必要なのは、確かなスキルと、受講生を応援したいという思いだけ。コースのコンテンツは動画ベースで、追加・編集や、受講生への質問に答えることが可能です。Udemyのコースで得たスキルをきっかけに新しい仕事についたり、第二の人生を切り開いた受講生もいます。望む人生を切り開くために学ぶ人を応援し合うコミュニティ、それがUdemyです。(引用元:https://www.benesse.co.jp/udemy/teach/)

結局どういうこと?という方には「スマホやタブレット、PCさえあれば動画で学びたいことを学べるサービス」と思っていただければと思います。ちなみに、上記の引用元のベネッセはUdemy(アメリカ本社)と資本業務提携をしていて日本語の学習コンテンツの利用推進を行う役割を担っているようです。

プロダクトマネジメントってなに?

このあと触れるUdemyで受講した内容でも、この定義については解説されてるわけですが、今かなり注目されている役割だからか書籍やWeb上などいろんなところでいろんなアプローチで定義が為されているようです。

ここでは私がプロダクトマネジメントという役割を知ったときに最初に読んだ下記の本と、その中から印象的だった部分の抜粋を紹介させてください。

製品に対する愛情と、顧客の問題を解決しようとする熱意は、誰かに教えてもらうものではない。それは持っているかいないかであり、私がプロダクトマネージャーの候補者を評価するときに、最初に確かめることの1つだ。(「INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント」より抜粋)

それから最近手にした本で下記もおすすめです。

組織におけるプロダクトマネージャーの本当の役割は、チームと協力して、ビジネスニーズとユーザーの問題解決を同時に満たす適切なプロダクトを作ることです。<中略>プロダクトマネージャーがプロダクト全体の持ち主であり、全員に何を作るべきか伝えることができるというのは、プロダクトマネージャーの役割に対する最大の誤解です。<中略>実際には、プロダクトマネージャーが持つのは「なぜ」それを作るのかという理由の部分です。目の前の目標を知っていて、会社の戦略に応じてチームがどの方向に向かうかを理解しているのがプロダクトマネージャーです。プロダクトマネージャーはチームメンバーに方向性を伝えるのです。(「プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」より抜粋)

どちらも本当におすすめなんですが、これらの本で色々インプットしたものの、やらねばならない(と自分が感じた)物事の多さに「さて、いったい自分は何から実践しよう...」という状態でした。
そんななか先月同僚が勧めてくれたのがUdemyのこのコース※でした。
※全編英語ですが、英語字幕表示は使えます。

どんなカリキュラム?

この「Become a Product Manager | Learn the Skills & Get the Job」というコースは、18のセクション(=扱うテーマのまとまり、1セクションあたり5~15のレクチャー動画が小さなトピックごとに含まれている)で構成されています。
このセクションを大まかに分けると下記の3つです。

・プロダクトマネジャーの役割について
・プロダクトマネジャーとして取り組むタスク
・プロダクトマネジャーとして職を得るために

これらについて144件、合計13時間の動画で学習を進めていきます。網羅的な構成で、かつ具体的な例の紹介やクイズ形式のトレーニングのステップもこなしながら、体系的に学んでいける内容となっていて、先に挙げた書籍が取扱説明書のようなものだとすると、このコースはまるでロールプレイングのようにレクチャー動画が進んでいくという点です。これによって、今の自分がどの地点にいて、どこまでできているか(あるいは何かできていないことはないか)これからなにをすべきか、が捉えやすかったです。

また、講師の2人は、音楽ストリーミングプラットフォームとして有名なあのSoundcloudの現役プロダクトマネージャーで、他方はSprintkickというスタートアップから大企業まで多くの企業向けにWebアプリの開発支援を行う企業の創業者というツヨツヨ(語彙力)な経歴の持ち主で、自身の経験から語られる部分もあり納得感を持って聞けます。

Udemyがないとき

どんな状態だったか
・上記のとおり書籍で読んだことはあるが、取り組むのは初めて。書籍に書かれているプロダクトマネジメントに必要な要件(素養)の膨大さに面食らっている。(一方でワクワクしている)
・セールス畑の人間がプロダクトマネジメントを学ぼうとしたら「なんじゃこryくぁwせdrftgyふじこlp...!!」を連呼するのではないかという漠然とした不安。
・Pythonちょっと勉強したことある。プロダクトを自作したことはない。
・とはいえなんとかしてチームを支えたい。

Udemyがあるとき

何が変わった?

このコースを学習したことで、プロダクト開発でプロダクトマネジャーとしてまず何をやるべきか分かったので、裏返せば、自分が今どういう状態だと危ういかがわかりました。例えば、競合について解像度高く適切に理解する、顧客の本質的な課題を捉える、といったことです。
また、次に何を学ぶとよいかの見当がつけられたのもよかったです。網羅的にレクチャー動画が作られているので、どの部分が今の自分でもすぐ理解できるか、逆に理解に苦労したか(まったく経験がないか)が分かったので、この先さらに時間をかけて学んだり、実践してみたほうがいいトピックが明確になりました。
私の場合だと、セールスをやってきていたのでユーザーインタビューに対しての対話の仕方というのは想像がしやすがったですが、プロダクト開発における指標や成果の設定といった領域についてインプットが足りてないな、とか、部署を横断したコミュニケーションのココを改善したほうがいいな、といったことが分かりました。
あとは、ちょっとしたおまけですが、全編英語のコースを受講したので、生のビジネス英語に触れられたのもよかったです。

結局のところ「なんじゃこryくぁwせdrftgyふじこlp...!!」を連呼することはなくコースを終えることができました。もちろん、プロダクトマネジメントの実践はとてもChallengingだとも思いましたし、まだまだスタート地点に立ててないな、と感じているものの、マーケティングや要件定義などを経験したことがあれば、このコースで出てくる考え方は理解できると思いました。(言うは易しってやつですね...

これから

今後の学習については、今回紹介したコースはあくまで基本編ということで発展編もあるのでそちらを受講したり、現職で利用しているJiraの活用法のコースなどを受講しようと思っています。

現職での実践については、基本編で紹介されていたフレームワークに沿った競合分析や、顧客層の設定、潜在顧客インタビュー、成果指標の設定などに取り組んでいく予定です。

おわりに

プロダクトマネジメントに興味ある方・始めたばかりの方へ

プロダクトマネジメントを始めたばかり方はもちろんですが、興味のある方もなにか具体的な製品や、そのアイデアをお持ちなのではないかと思います。

すでにこの役割の幅広さに眩暈がしてる方に向けて、スタート地点に立てているか怪しい私からなにか言うのもおこがましいですが、そんな私が眩暈を起こしながらでも今ワクワクしていられるのは、冒頭で引用した書籍にも書かれていたことですが、「なぜ」目の前のプロダクトを自分とチームで作りたいのか、という「なぜ」の部分を持っているからだと思います。これがあるのとないとのでは大きく違うな、と思うのは、新しいことをインプットしていくにしても、そこからなにを自分が実践していくかにしても、この「なぜ」が指針になっていると感じるからです。

万が一にも「なぜ」このプロダクトを作るのかに対して、顧客からのフィードバックと食い違い(実はプロダクトの提供する価値が顧客に求められていなかった)が起きたとしても、メタ的ですが、その食い違いを素早く察知するために「なぜ」という軸が活きてくると思います。

余談

今回学習したコースを知ったのは同僚に教えてもらったのがきっかけですが、現職の会社が学習補助費といってオンライン学習などセルフラーニングの費用を一部負担してくれる制度を設けていて、日頃から後押ししてくれていることも大きかったです。

また、そんな当社では新しいメンバーを募集中ですので「話を聞いてみたい!」という方からのご連絡お待ちしております!


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