ボディランゲージの力
世界各国の知識人たちのプレゼンを聞ける「TED」の中で、
私が、自分のクライアントにお勧めするプレゼンがあります。
ハーバード大のビジネススクールで研究をしている、社会心理学者エイミー・カディさんの「ボディランゲージが人を作る」というプレゼンです。
2012年のものですが、私が知ったのは数年前です。
仕事柄、
以前から非言語がコミュニケーションが
他者とのコミュニケーションに大きく影響する
ということはもちろん知っていました。
(noteにも書きましたしね😊)
でも、それが他人だけではなく、
自分自身に対しても影響を受けるという事は、
わかっていつつ、あまり意識していませんでした。
大体、自分が普段どのようなボディランゲージをしているか、その事自体考えていませんでしたから。
なので、これを見て意識するようになりましたよ😊
このプレゼンの中で、特に私が印象に残っている内容が二つご紹介します。
ゴールラインを切って勝利をした人がするVサインのポーズ。いわゆる勝者のポーズと、
自信のないときにやりがちな、身体を縮こませ、背中を丸めるポーズ。
一つ目は、このボディランゲージ自体が、ホルモンにまで影響を及ぼすということです。
勝者のポーズを2分間とると、それだけで体内に明らかなホルモン変化が見られ、脳の状態が変わるのだそうです。
具体的には、
勝者のポーズは
「自信がアップし、ストレスが低減する」
反対に
ローパワーのポーズ(すなわち、肩を落とし縮こまった姿勢をとった人たち)は、
「内気になり、ストレスに敏感になる」
という実験結果が出ています。
この事自体、
身体に心に敏感で、いつも意識できている人は、
「そうだろうねー」と目新しくない情報かもしれません。
しかし、そうでない人もいます。
そう言った人たちに向けて、
「自分の身体に、そして心に、ボディランゲージが大きな影響を及ぼす」
ということを伝える際、よい材料だと思いました。
そして二つ目、特に私が心動かされたのは
彼女自身のエピソードです。
大学時代、それまでIQが高く、頭が良いことが重要なアイデンティティだったはずの彼女が、
事故の後遺症で大学を卒業することさえ危ぶまれてしまったことがあります。
それでも、努力を続け、
どうにか大学を卒業し、大学院にも行きました。
それでも、心につきまとうのが、
「私はここにいるべきではない」
という気持ちです。
フリをしていることが怖くて、大学院初日、
教授に「やめる」と伝えたことがありました。
「あなたは辞めない。出来るようになるまでやるの」
教授のその言葉に励まされ、恐怖や失敗を乗り越えたといいます。
ハーバードにいく頃には、
自分がフリをしているうちに、
◯出来ている自分、
◯そうなっている自分、
に気づきました。
そんな頃、同じクラスに発言を全くしないクラスメイトがいました。
「このままでは落第する、発言をした方が良い」と彼女は、アドバイスをしました。
するとクラスメイトから、
「私はここにいるべきではない」
以前の自分が感じていたことと同じことを言われたのです。
彼女は、自分の過去の経験から
クラスメイトにアドバイスを送ります。
「あなたは、ここにいるべき!!」
「そうなるまでフリをし続ければ、必ずそうなれる」
そう伝えました。
結果、そのクラスメイトは、
次の日素晴らしい発表をしたそうです。
✨いざという場面で2分間”ハイパワーポーズ”、勝者のポーズをとろう✨
✨そして、フリをし続ける✨
うーん🙄それより、むしろ
✨そういう自分になった気になる
ぐらいが、私的にはしっくりきます。
この二つ。
私達が、自由に自分の人生を選択するために
大きな手助けになるのではないでしょうか🌈
TED、まだ見ていない人はぜひ、見てみてください
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