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英語がすき?

マッドサイエンティストのハルクんです。

ちょっとだけややこしいですが、少しだけ実験体2の話をさせてください。彼はまだ日本語すら曖昧な、2~3歳の時、何故か、インターナショナルなプリスクールに通っていました。通わされていました。残っている記憶は、毎日のおやつのレーズン。40歳を過ぎた今でもあまり好きではありません。結局、引っ越しに伴い2年ほど通い辞めてしまいましたが、彼にとって初めての英語学習の環境でした。その後、公立の小学・中学・高校を卒業致しましたが、学業としての英語はあまり好きではなく、何なら、日本人に英語は必要ないと敬遠していたようです。しかし、受験勉強ではどうしても英語は必須となるため嫌々ながらも取り組むような状況でした。

未成年の彼は、決して英語が好きではなく、寧ろ嫌いでした。

そんな彼は、大学生生活を始め、バイト、友人との飲み会に明け暮れる毎日を過ごしておりましたが、心のどこかで「このままじゃ、まずい。」という危機感のようなものを感じていたみたいです。少し環境を変えたいと思い、「そうだ!外国へ行こう!」と思い語学留学を決断しました。しかし、飛行機と寒い場所が苦手な彼は、安易に留学先をハワイに決めました。しかし、決断後は、目標ができた事もあり大学を休学しバイトに明け暮れ、留学費用を貯めました。

ここで確認ですが、彼はこの時点でまだ、 #英語がすき  ではありません。ハワイに行く理由も英語を学ぶためではなく、環境を変えたいという思いだけです。つまり、飛行機に乗り、ハワイに向かい、到着&生活をするだけで彼の目標は達成するのです。例え、現地で引きこもりをしていたとしても。

片言の英語および学校のアドバイザーのヘルプを受け、何とか入寮・学校生活を始めることになりました。何となくの流れで留学生活がスタートしましたが、案の定、授業や日常生活で苦労をすることになります。しかし、それは特にストレスにはなりませんでした。何故なら、彼の目標は既に達成していたからです。英語ができない事へのストレスを上回る、目に映るものがすべて新鮮でした。気温・臭い・雑踏・人々・その他の全ての真新しい物事との出会いや接触が彼にストレスを感じさせませんでした。

それから長い時間が経ち、実験体2は40代です。そんな彼、今でも #英語がすき  ではないみたいです。しかし、英語講師としてのキャリアを20年積み、貿易事務として日々の業務で英語を使っています。

好きこそ物の上手なれということばがあります。一般論で言わせていただくと、確かに好きであれば上達が早くなるかもしれません。しかし、物事には必ず例外があります。すきにならなくては上達しないという呪縛にハマってしまっている方、案外多いかもしれません。

正直、英語が好きでは無い。けれど、仕事でどうしても必要。TOEICや英検の受験を迫られている方。好きじゃなくても良いんです。ただ、少し目標をぼんやりさせてください。そのぼんやりとした目標が達成したときに、もしかしたら #英語がすき になってるかもしれませんよ。

#英語がすき  

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