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『世界で一番ゴッホを描いた男』のキラキラしてない深センがよかった。

世界で一番ゴッホを描いた男というドキュメンタリー映画を観た。去年だったか一昨年だかに日本の映画館で上映されていると聞き、結局観れずにいたんだけれど、先日Amazonでレンタルしているのを観つけたからだ。

1.世界で一番ゴッホを描いた男

中国の深センにある大芬(ダーフェン)油画村というところが舞台で、ゴッホの複製画を描き続けている男が「本物のゴッホの絵を見る」という夢を叶えるため、アムステルダムを訪れるまでを描いたドキュメンタリーである。

詳しい映画の内容については実際に観ていただければと思う。主人公である小勇(シャオヨウ)のゴッホに対する情熱や、油画村のローカル感、臨場感が伝わってきてとてもよかった。(キラキラ深センじゃない深センにワクワクする。)映画の話はここまで。

2.大芬油画村

留学中、深センに行ったときにこの大芬油画村を訪れたことがある。ちょうど春節期間で地方からの出稼ぎが多い深セン(もちろん油画村も)には全然人がいなかったのだが、それでも数少ないオープンしている店の軒先には所狭しと油画が並んでいた。芸術には疎いので、日本で1000円払って美術館にいくよりも、ここでぶらぶら油画を眺めて、自分のお気に入りの絵を探すほうが楽しかったのを覚えている。油画だけでなく、油画を描いているおじさんの様子を眺めているのも楽しかった。

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当時は留学中で長期貧乏旅行の真っ最中だったので、自画像を描いてもらうお金もなかったのだが、記念に描いてもらえばよかったなぁと少し後悔していた。(中国で自画像を描いてもらう、というのが心残りだったので去年重慶に行ったときに描いてもらったら、低クォリティすぎて笑ってしまったのがこちら。)

油画村でゴッホの画を数十万枚描いている職人と重慶のなんちゃってアーティストではきっとプロ野球と少年野球くらい差があるのだ、、ということで次回深センに行ったらキラキラテックの華橋北ではなく大芬を第一目的地にします。



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