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ロシアの松ぼっくりジャムの話

※文章執筆作業が活かせるバイトを探しています。自身でも探していますが信頼できそうなサイト、事業があれば教えていただけると幸いです。

 去年のクリスマスの朝に私はインスタにこんな投稿をしました。

 これは松ぼっくりのジャムです。周囲の液体は蜂蜜です。
 noteでは表示できない、インスタの2枚目の写真はこちらです。

 友達からの貰い物のジャムと焼きたてのパン、なんと幸せなクリスマスの朝でしょう!
 
 この投稿から4ヶ月が過ぎで忘れかけていたところ、この時のインスタの投稿に反応していたFFが自分で松ぼっくりジャムを手に入れてハマったと昨夜言っていたのを見て、改めて感想をnoteにまとめることにしました。
 松ぼっくりジャムはロシアの名産品です。ロシアの他にキルギスでも作られているようです。寒冷な針葉樹林タイガの広がるシベリアらしいジャムですね。瓶のラベルにあるВареньеヴァレーニエは果物の砂糖煮を指し、Варенье из шишекで「松ぼっくりジャム」になるそうです。
 私がもらったジャムには風味づけのためにスライスしたショウガが一緒に入っていました。

 最初に見た時はギョッとしました。松ぼっくりは木の実というより木の硬い組織そのものといった質感です。
 恐る恐る口に入れると、松林を歩いている時の爽やかな風が吹き抜けたような味わいでした。私は蜂蜜が苦手なのですが、蜂蜜のクセの強さを松の香りが打ち消して、残った強い甘さと松の爽やかさの対比が美味しかったです。この2つの味わいにショウガがアクセントになって飽きませんでした。
 行ったこともない寒冷な森を散歩しているような気分になり、素晴らしいプレゼントでした。好みによると思いますが、パンはしっかり焼き目をつけてコーヒーを熱々のブラックで合わせるのが美味しいと思います。

 話が戻りますが、私のインスタの投稿を見たFFは自分でも松ぼっくりジャムを作ってみると話していました。調べてみたら

 出てきた!!
 さきほど私はシベリアらしい食品と書きましたが、このブログの方は
…京都御所で採ってる!?!?!?蒸し焼きになる夏で有名な京都の!?全く関係ないですが、私は夏の京都で遅刻常習犯の市バスを待っていたらアルファルトの熱が靴を貫通して足の裏を火傷したことがあります。
 それはさておき、京都御所は京都駅から直通の地下鉄烏丸線のそばで都会のど真ん中にありながら天然記念物のオオタカがたまにいます。自然豊かな場所です。意外と身近な材料でも作れそうですね。
 
 京都の関連でいうと、松ぼっくりジャムは、山椒ちりめんと白ごはんが好きな人なら気に入る味だと思います。山椒ちりめん(ちりめん山椒)というのは京都を中心に関西で有名なふりかけの一種です。豪華なふりかけのような、食感と風味がはっきりしています。私はつい最近まで梅干しと同じぐらい全国区だと思ってました。薄味の醤油で炊いたちりめんとごはんの食感にときどき山椒が弾けてとても美味しいです。

 伊勢丹や大丸にあります。

 なんの話をしてたんだっけ。
 
 私が松ぼっくりジャムを知ることになった経緯は、まず、私が去年北海道へ旅行した時に

 親しい友達をからかってみようと思って

 釧路駅で見つけたトド肉の缶詰を送りつけたのがきっかけです。
 そのお返しとして、ちょっと変わってるものとして松ぼっくりのジャムを送ってくれました。ちなみにトド肉の缶詰は日本酒に合って美味しかったそうです。ちょっと変わってるものを送ってみてもお互い美味しかったお話。めでたしめでたし。
 それで知った松ぼっくりジャムが4ヶ月を経て全然違うところの知り合いが別ルートで入手して食べて自作しようとしてるって面白いですね!

 松ぼっくりジャムは日本だとロシア料理店の物産コーナーにあるようですが、やはり今は手に入れるのが難しいそうです。amazonや楽天にもありますが高いです…。とても美味しいので手に入れる機会があればぜひお勧めします。

自身でもバイトはしておりますが、外国語文献の取り寄せなどに費用がかかり生活は楽ではありません。もしよろしければご支援いただければありがたく存じます。