自分のニーズを知ろう「価値観マップ」の作成
前回の内容の続きです。今回は以下を参考にさせていただきました。
【自由な人生】への第一歩は「人生の羅針盤」を作ること!価値観マップの作り方
https://liberaluni.com/valuemap-190530
上の画像が価値観マップの例ですが、これを作成することが、自閉症スペクトラム当事者にとって有益だと思いご紹介しようと思いました。
価値観マップを作ることを通し、自分の希望や価値観を図と文字で表す作業を経ることになると思います。この過程は自閉症スペクトラム(AS)当事者が苦手とする自己像認知(セルフイメージ)を視覚化、言語化できるなと思いました。そして、「自分らしく生きるには」という人生を生きる上での指針を明瞭にできるきっかけになると思います。
AS当事者は、目にはっきり見えないものを想像することが苦手です。それは例えば空気を読むことや自分の未来を想像することの苦手さにつながっていると僕自身も感じています。
僕がAS当事者を支援するにあたり、特に3つのキーワードを意識していますのでご紹介しようと思います。
①ストレングスモデルとリカバリー
→(その人が好きなこと、強み、そして希望に焦点をあてる)
②視覚化
→(図や表を用い全体像が目に見えるように示す)
③言語化
→(考えていることを実際に言葉で具体的に表す)
価値観マップを作成する過程は、ちょうど上記の3つを満たすと思いました。僕も現在作成中ですが、時間も要し考えることもかなり必要です。ですので負担が大きい一面もありますが、それでも作成する価値はあると思っています。ゆっくりと1年程度での完成を目指し、あとは都度見直しながら運用しようと思っています。
ちなみに、この価値観マップは医療福祉の現場で使用されているものではなく、科学的根拠といった一面では弱さがあります。ですので僕の個人的な意見に留めていただけると幸いです。
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