見出し画像

WAIS-IVの中身 ~言語理解~

9月27日の運動会の記事に共感いただいた方がたくさんいらっしゃり、数多くのスキをいただきまして、ありがとうございます! 運動会のピストルの音が怖いという人はもちろんかなりの少数派でありますが、筆者だけではなかったようで、安心しました。

本日は、WAIS-IVの言語検査について、ご紹介したいと思います。問題例を挙げる部分は有料とさせていただきます。

未だに簡単には受けられない成人のWAIS検査

筆者のWAIS-IVの検査は、地元のかかりつけの心療内科の紹介でした。「2010年1月にWAIS-IIIでの診断を受けたと某国立大学病院とは別のところがいい」と伝え、なんとか大阪市内の心療内科を見つけてもらいました。

近年では、「発達障害」を診断できる病院も2010年当時と比べて、増えてはきているものの、その多くは幼児や子どもの発達障害の診断のみで、18歳以上(成人)の発達障害を診断できる病院は多くありません。その成人の発達障害が診断できるところも6か月待ちだったり、紹介状が必要で、飛び込みでの診断が難しいところなどもあり、簡単にできるものではありません。

かかりつけの心療内科の紹介で、比較的短かったものの、2か月近く待って、2021年5月14日に問診(本人からの聞き取り調査)を受けました。

1回1時間~1時間半の検査×4回

その後、6月4日・11日・18日・25日と、6月の毎週金曜日に4回に分けてWAIS-IVのすべての検査を行っていただきました。検査にかかった時間は1日1時間~1時間30分、4日間合計で6時間弱ぐらいでした。

本日の記事では、筆者の「言語理解」について取り上げたいと思います。

言語理解は「類似」、「単語」、「知識」、「理解」の4項目からなります。

画像1

「言語理解」の検査方法とは?

言語理解についての問題は、1日目と4日目にありました。WAIS-IVの検査は、個室にて1対1の質問形式で進められました。しばらく考えても回答がわからない場合は、次にどんどん進んで質問を受けます。

1日目の6月4日には、次のような問題がありました。実際に出された問題例も取り上げます(一部ネタバレ箇所がございますので、ここから有料とさせていただきます。今後検査される方は、検査結果が正確に出るよう、問題例を見ても答えを調べないようにご注意くだされば幸いです)。

1.   言葉の共通の意味を答える

(問題例)

ここから先は

730字

¥ 500