見出し画像

「人生で最も苦しいとき」に実感した、正しい情報の「価値」

こんにちは。アスコム編集部の大住です。

今回は私が担当した「ある一冊」について、
お話をさせていただければと思います。

唐突ですが、私の母は難病を抱えています。

書籍の話なのになんでプライベートな話? と思われたでしょう。
ですが、実は今回お話しする書籍企画のきっかけに関係する話なので、
しばらくお付き合いくださると嬉しいです。

3年前のことになりますが、母が病院に緊急搬送されました。
第一報では脳梗塞で倒れたという内容しかわからず、
混乱したまま急ぎ搬送先にかけつけました。

幸い、先生方の適切な対応により、
一命はとりとめましたが、
しばらく入院生活を送ることになりました。

その後、経過は順調でリハビリ専門の病院に
移ることになったのですが、
転院して数日後、事態が一変します。

最初に処置をしてくださった先生から電話が入り
「リンパ腫の疑いがある」と告げられたのです。

はじまった長い、長い闘い

母はリハビリをしたら家に帰れると思って、
懸命に努力をしていた矢先のことで、
本人も私たち家族も一瞬、目の前が真っ暗になりました。

数日後、がん専門の病院に転院が決まり、
そこから数カ月、検査の日々が始まりました。

ですがペットCTなどの検査でも、
いっこうにリンパ腫は見つかりません。
それにも関わらず、母の容体は好転しませんでした。

がんでなければ病院に留まることもできません。
退院しなければいけない期日が刻々と迫っていました。

焦った父は、主治医の先生と相談をし、
可能性を示唆された神経系の病の可能性を考え、
別の病院を探すことにしました。

そしてなんとか転院できた先の病院で、
ようやく原因がわかります。

視神経脊髄炎。
神経を覆うカバーのようなものがむき出しになる指定難病です。

原因がわかるまでに1年近くかかりました。
その間、家族はもとより、母のメンタルはズタズタになりました
(ちなみに今は杖を突けば歩けるくらいまでには回復しました)。

また、免疫抑制剤を飲み続けなければならず、
いま世界を震撼させている新型コロナウイルスの
感染に気をつけなければならない一人でもあります。

同じ思いで苦労する人を少しでもなくしたい

話がだいぶ長くなってしまい申し訳ありません。。。

なにが、企画立案のきっかけだったのか。
3回目の転院時、ほぼ自分たちで転院先を見つけなければならない状況で、
かといってこれといった医療情報をもたない私と父は、
インターネットの情報に頼らざるをえない状況でした。

その時に強く感じた憤りが、
「世間には不確かな情報が溢れすぎ、
なにが正しいのか、
間違っているのかさえわからない」ということ。

あやふやで根拠の薄い個人的な見解が、
さも新情報や正しい情報としてネット上に横行している事態に、
焦る気持ちも重なって大きな憤りを感じました。

この憤りが力となって、最前線で活躍する複数の医師の方の知見から
「本当に正しい健康法とはなにか」を突き詰めてできた一冊が、
『最強の医師団が教える長生きできる方法』です。

私たち家族の場合は病院探しが目的でしたが、
不確かな情報が溢れすぎているという点では、
健康法に関する情報が一番ではないでしょうか。

本書で紹介している健康情報は、
わっと驚かせるような、
目新しい方法は少ないかもしれません。

ですが、情報過多の現代社会において、
「確かな情報」の価値はとても高くなっていると思います。

制作中、先生方からは、インターネットの情報に踊らされ
不確かな健康情報を実践してしまった結果、
体を悪くされ、相談に来られる方が増えた、という話も聞きました。

今一度、確かな情報を追い求めてできた
『最強の医師団が教える長生きできる方法』を通して、
「健康」や「長生き」について考えていただけたらと願っています。

ぜひご覧ください!


www.amazon.co.jp/dp/4776211009


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?