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ダイエット小噺 7話〜腹減らざる者食うべからず〜

ダイエットで最も大事なのは、言わずもがな食生活の改善である。

最も、太りやすい人というのは、お腹が空いていないのに食べる習性がある。

時間が来たから三食きちんと食べなきゃいけない、周囲の人が食べているから食べなきゃいけないと考えてしまうのだ。

逆に痩せている人というのは、お腹が空いたら食べる、お腹が空いていない時は食べない生活をしていることが多い。

なぜならお腹が空いている時はエネルギーを欲しているし、空いていない時はカロリー過多になっているからだろう。

では一日の食事を、三食ではなく二食にすれば良いのか、と短絡的な考えを言われると、そういう訳でもない。

ただ、一日に三食食べるというのは、法律でも条例でもなく、社会が勝手に作り上げた健康的な人間のための食事の推奨例である。

居酒屋のメニューで、値段の右上に「店長おすすめ」と書いてある唐揚げを、なんとなく頼んでみただけの話である。しかしこれがまた、絶品だったりするのだ。

自分が太っているという自覚があるなら、唐揚げは食べるべきではないし、みんな(健康的な人間に限る)が進む方向に進んで一緒に行ってしまっては、元も子もない。

話を戻そう。

過去の自分は空腹になることがよく分からないまま、食べ物を口にしていることが多かった。

昼ご飯を食べた後、お腹は空いていないが、おやつを食べないとなんだか気が済まないし、物足りないからコンビニに行ったりしていた。

しかしコンビニという場所は、ダイエットの天敵であることに気付いた。コンビニに行くことをやめることができれば、ダイエット成功も目の前、あと5ミリというところか。

これからダイエットをしようと意気込んでいる方は、「お腹が空く」という事象を身体で味わうとよい。

血糖値が下がり、お腹が空くと、お腹が鳴る。

お腹が鳴っているとき、それはあなたの身体に十分に蓄えられた脂肪をエネルギーとして変え、脂肪を燃焼している時間である(おそらく)。

「今痩せてるんや〜わたしの内部。今消費してるんや〜わたしの脂肪!!」を身体で体験し、「お腹が空いているから、食べたい...」と心が思うまで我慢してみよう。


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