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ダイエット小噺 5話〜ダイエットに関する大きな誤解〜

ダイエット決意後の話

(ダイエット決意時の詳細については前話参照↓)
https://note.com/asazawakano/n/n317a3684870f

ダイエットを決意した後、一体ダイエットとは、何をすればいいものなのだろうかとひどく混乱に陥った。

正直、大学生の間にさまざまなダイエットに挑戦してみたものの、いつも失敗して終わっている。

置き換えダイエット
バナナダイエット
糖質制限ダイエットなど...

「女性タレントが、1週間〇〇を続けて2㎏痩せた!」というテレビ番組を参考にしたこともある。

「3か月で56キロ→46キロ」という広告とともに、ビフォーアフターの姿を比較したCMで有名な会社に通おうかと考えたこともある。

このご時世の健康ブームに乗っかって、ダイエットや健康系の広告・テレビ番組が増えてきたように感じる。

様々な手法をこらしたダイエットが溢れすぎていて、「何を選択し、何を捨てるべきなのか」ダイエットを志す人は何度悩むことだろうか。

リバウンドせず継続できるダイエット方法など、本当にあるのだろうか。

例えば、糖質制限ダイエットは流行の最中ではあるが、仕事をしながら糖質制限なんて、仕事のストレスと断食のストレスで、いつか暴飲暴食をして後悔するにちがいない。

でも正直、某CMのようなきつい筋トレはしたくないし、あんな高額なお金をダイエットに費やせないし、なんならスープなんて飲みたくない。

地球上で一番おいしい食べ物は揚げ物だし、宇宙で最もおいしい食べ物の大半はほぼ茶色に決まっている。

また私が聞いた話なのだが、ダイエットに成功して、その後も体重を維持し続けている人の割合は、ダイエット経験者のたった3割くらいだそう。

つまりダイエットに成功した方々は、それだけで10人中3人という過酷な倍率を突破したということになります。
東大に合格するより難関な赤門ですね。おめでとうございます。
これだけで自己肯定感爆上げてください。

ではなぜ、7割の人はダイエットに失敗するのだろうか。

私もこれまで何度もダイエットに失敗してきたので、その原因にについて話していきたい。

過去の自分のダイエット遍歴を見ていくと、脂肪燃焼スープの作り方や、脂肪を燃焼する食べ物の種類をしばしば調査していた時期があった。

その度にネットで拾ったレシピに踊らされ、舞茸やキャベツ、さつまいもをわざわざスーパーに調達しに行っていたが、結局それを食べたところで全く痩せないことに気付いた。

それは、当時の私がダイエットについて大きな誤解をしていたからだった。

ダイエットで最も見落としがちな点は、ダイエットを生活にするということ。

一週間脂肪燃焼スープを飲んだところで体重が減らないのは、一週間以上続けることができないから。

脂肪を燃焼する食べ物を摂取しても体型が変化しないのは、毎日同じものを食べることは不可能だから。

ダイエットとは毎日の生活であり、ひたすら一方向から“力”を与えてもなかなか効果が出にくいものなのだ。

変な例えではあると思うが、ボールのような円球を想像してみてほしい。

真下から円球を爪楊枝でつつくと、そこの部分だけが凹んでいく。円球はおかしな形になり、もとの円球の形に戻るだろう。

しかし、円球をあらゆる角度からつつくと、同じ形を保ったまま小さい円球となるのではないだろうか。

このように、ダイエットを成功させるには、多方面からのアプローチが必要だと考える。

ネットでダイエットパトロールをしていると、"イライラします"とか"1㎏増えました"とか書き込みしている人がいるが、1㎏ぐらい秒で増えてしまう。

ダイエット中にもかかわらず、飲み会があってコース料理を我慢せず食いつくしたり、友達とご飯に行き、からあげ定食を余裕で完食したりしていると、すぐに1㎏増える。

でもそんなことでイライラすることが、ダイエットの最後に立ちはだかる敵、すなわちクッパである。

「ダイエットは一日にしてならず、ダイエットはあなたの生活そのもの」

ダイエットの知識がない人は、ダイエットの知識から身につけよう。
○○ダイエットとかいう、一つの何かに特化したダイエットではなく、今の生活を基礎とした普通のダイエットをしてみよう。

ダイエットにおいて食事は、非常に大事な要素ではあるが、それ“だけ”であらば、よりダイエットは失敗しやすくなるだろう。

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