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なぜ働いていると本が読めなくなるのか(読書感想①)

私は子供のころから本が好きで、母親の影響を受けて推理小説に始まり、学生時代はいろいろな小説を読んでいたのですが、社会人になってからは、もっぱら、ビジネス書や実務に関する本を、いろいろ、サクッと多読派に。(よって気になる本をすぐにAmazonでポチる→そのまま”積読”状態の本がめちゃ溜まる・・といった結果に💦)

最近読んだ本は「なぜ働いていると本が読めなくなるのか(三宅香帆著)」

タイトルからの印象と異なり、結論としては、現代の働き方に対しての課題点や、筆者の視点としてのあるべき姿を、戦前からの「日本人にとっての読書の変化」を丁寧に踏まえながら論じている本でした🙂

なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) | 三宅 香帆 |本 | 通販 | Amazon

最後の「”全身全霊労働社会”から”半身労働社会”への変化が必要」との部分については、筆者の主旨についてはもちろん理解できるのですが、私自身20代は、朝から晩まで、場合によってはお休みの日も「全身全霊」で働いていた時期があったので、「リスクがなくチャレンジができる若い時期は、”仕事に全身全霊”の時間が多少あってもいいのではないかな?」と思ったりもしました。(もちろん、アラフィフの今は、家族や守るべきものがあるので、仕事とそれ以外を1つの体でバランスをとっていくことはとても大切だと思います❗)

全身全霊で取り組んでいるからこそ、助けてくれる人が現れて、そしていつの間にか、一人で取り組んでいた課題が、複数で一緒に取り組む課題になり、それまでずっと動かなかった目の前の大きな岩が動いた時は、「全身全霊」で取り組んでいたからこそ、その時の感動もひとしおだったと思うのですよね。(当時の経験があったからこそ、今も仕事を続けられているのだと思います。)

インターネット社会の今は、自分の欲しい「情報」はすぐに取り出せるので本を読まなくても特段の不便はないですが、(逆に、”自分にとって必要でない情報=ノイズ”は入ってこない)、本を読み進めるうちに、自分とは異なる価値観に思わず出会えるのも確かに「読書」の魅力ですよね!😀

#読書 #キャリアコンサルタント

ありがとうございます!