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特別なクッキー。お気に入りのレシピ。

やっと会えた。

小学生の時、初めて作ったお菓子はクッキーだった。

従姉妹のお姉ちゃんと、オーブントースターをのぞいて、焼き上がるのを待っていたことを覚えている。焼き上がったクッキーはちょっと白くて粉っぽくて、でも焼きたてのバターの風味が香ばしくて、つまみ食いで半分以上なくなったっけ。

それっきり長く作らなかった。
お菓子づくりは好きだったけど、綺麗で可愛くて美味しいクッキーがスーパーにたくさん売っている。わざわざ作る意味は無いような気がした。

気が変わったのは、とても信頼できるレシピに会ったから。写真の佇まいがとても綺麗で『扱いづらい生地』とわざわざ書いてあった。

型抜きクッキーは、綺麗に型抜きできるよう扱いやすさを謳うレシピが多い。だから逆に信頼できる気がした。扱いづらくてもこのレシピを紹介したい、それくらい美味しいんだぞって。

つくってみたら、確かに扱いづらかったけど、
めちゃくちゃに美味しかった。
クッキーがスタメンに入った瞬間だ。

ちょっと簡単な作り方。

それから何回もつくって、ちょっと作りやすくアレンジした。元のレシピは材料を揃えるのが大変だったのと、やっぱりちょっと扱いづらくて、作るのに気合いがいったから。

《材料》
バター 50g
砂糖 45g(きび砂糖、てんさい糖がおすすめ)
塩 ひとつまみ
卵黄 1/2個分
薄力粉 100g(振るう)

《作り方》
1. バターを室温に戻してムラなく柔らかくなるよう練り混ぜる
2. 砂糖を2回に分けて加え、その都度、空気を含ませるように白っぽくなるまで混ぜる。塩も加えて混ぜる
3. 卵黄を加え、ムラなく混ぜる
4. ゴムべらに持ち替えて、薄力粉を加え、さっくり切るように混ぜる
5. ポロポロそぼろ状になってまとまってきたら、手でぎゅっとまとめてラップに包む
6. 冷蔵庫で2時間以上寝かせる
7. 5mm厚さに伸ばして好きな型で抜く
8. 170度に予熱したオーブンで10〜13分焼く

これでオーブンの天板一枚分くらい。
量が少ないから、混ぜるのも型で抜くのも短時間で済む。
水分が少なくてバターが多いので、さっくりさくさく卵の風味もあって、とてもリッチな味わい。

型はなんでもOK。コップの口とか、プリンの容器の底とか。最近だと100均にも可愛い型が売ってる。
子どもがどうしてもこれが良いというので、チキンライス用の抜き型でロケットを作ったことも。特大クッキーができた。

何かのおまけについてたチキンライスの抜き型。
星空をゆくロケットに。


楽しみ方。

①型を変える。

型を変えるだけで雰囲気が変わるのが楽しい。
子どもの好きな型、大人好みの型、、、端正にも可愛くもなってくれる。

恐竜型は子どもたちに人気。
爪楊枝で目をつけるだけ。
大人好みは菊型か丸型で。ケーキ屋さんのみたいに。

②ちょっとデコる。

丸く抜いて爪楊枝とスプーンで顔を書いたらスマイルクッキー。チンして溶かしたチョコにディップすれば髪の毛に。顔の書き方、チョコの付け方でかなり表情豊かになる。
アイシングを塗るのも良い。デコクッキーは難易度高いので、ただ塗ったり線状に絞り出したり。

めっちゃ簡単なのに可愛い。
長男は顔をかじるのはちょっと…と避けるけどw
アイシングがシャリっとして美味しい。

大人はコーヒーと、子どもは牛乳と。
ちょっと贅沢なおやつタイムだ。

きょうりゅう、きょうりゅう!
ロケットがいいの!

そう言いながら、特大のクッキーを頬張った日を、子どもたちは覚えていてくれるかな?

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