【本に寄せて】成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈・新潮社)
初めのうち成瀬のことを「変なヤツ」と思っていた。
学年にひとりくらいいる、他の惑星出身のヤツ。
実際そのとおりに変なヤツなのだ。
でもいろいろな角度から成瀬を知っていくうちに、すっかり「彼女こそ正義」のような気持ちになってしまった。
周りから浮いている成瀬が「変」なんじゃない。
成瀬の周りこそが「変」なんだ。
成瀬をおかしな目で見るな。
すっかり成瀬教の信者になってしまった。
早く続編を手に入れなければ!
ところで、私は滋賀県については何も知らない。
そのため滋賀ローカルのネタにはまったくついていけない。
成瀬の世界を重箱の隅まで味わい尽くせない。
悔しい。
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