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それって本当にあなたの思考?

こんにちは、麻野かんなです🌱

反芻思考って聞いた事ありますか?

ザックリ言うと、特にネガティブな経験をキッカケに、その場面が脳に焼き付いてしまったかのように、何度も何度も想起してしまい、何も起きていないにも関わらず、当時と同じように何度も繰り返し精神的ダメージを負う状態の事を言います。

この状態になると、どんなに楽しい事をしている最中でも、お構い無しにそのリフレインが起きて、苦痛に人生を支配されてしまいます。

私は、これが自分の首をずっと絞めていました。
抜け出せるようになったのは、割と最近の話です。

それまでは、観たくないCMを頻繁に流すテレビのように、時を選ばず、そればかりが頭の中に浮かんできて、最終的には自己批判や自責思考に繋がり、鬱や他精神疾患を患い、さらに生活がしにくくなるという負のループに陥ります。

考えないようにすればする程、沼にハマる。

では、この状態になった時は、どうすれば良いのか?

結論から言うと、やるべきは瞑想です。

中には苦手意識を持つ人も居ますが、瞑想一択と言ってもいい程に、これが最適解に近いです。
瞑想と一口に言っても、様々なやり方や捉え方が存在しています。ただし、行き着く先は殆どが同じです。

"思考を観察し、それを客観視出来るようにする"

これが出来るようになると、穏やかな気持ちになるだけではなく、自分の抱えているトラウマや辛い経験をも乗り越えられるようになります。

思考は、自分が考えたい事だけが浮かんで来る訳ではありません。本人の意思の力では、思考という強力な力には逆らえません。何かに集中している時ですら、勝手に浮かび上がっては消え、それを高速で繰り返します。

諸説ありますが、思考は一日数万回浮かぶとされています。

高速かつ大量に浮かぶ思考が、自分の脳内でネガティブな波紋を起こし続けると、何が起こるのかは想像に難くないですね。

瞑想でも、思考を止める事は出来ません。生きている間、思考を止める事が出来る人はいないでしょう。

では何故瞑想が最適解だと思うのか?

それは、今この瞬間にフォーカスする事で、思考が自分の考えている事ではなく、"勝手に浮かんでくる物"だと肌で理解できるようになるからです。

さらに言えば、浮かんできた思考に対して、後ろ向きな感情に支配される事なく、必要であれば、その出来事に対して再解釈が出来るようになるからです。

自分の思考を俯瞰して見る。

それをマスター出来ると、瞑想していない時でさえ、自分の思考のパターンや歪みに自分で気付けるようになり、マイナスな感情に振り回される事が目減りします。

生活の中で、瞑想習慣がついてくると、"浮かんでくる思考=私が考えている事"ではないという、一見矛盾しているような事態が、自分や、他人の中にも起きている。という事が理解出来るようになります。

この部分を掴む事が出来たら、あなたの人生に何が起こりそうですか?デメリットは存在するでしょうか?むしろ、その習慣は全人類が持つべきものだと、実感するのではないでしょうか?

心の乱れから凄惨な事件が生まれていたり、人間関係が困難に感じていたり…感情に振り回された人間は大抵の場合、破滅的な方法を用いて解決しようとしてしまいます。

浮かんで来た思考を、自分の意思で生まれてくる物だ、と思い込んでしまう事によるデメリットは、数え切れない位にあると思います。思い当たる所は無いですか?

私を含め、現代人全員がすべき事の一つが瞑想、そう言っても過言ではありません。そして、自分や他人、引いては人間自体を理解するステップの、第一歩でもあると感じます。

私も反芻思考に長年苦しみ、感情に支配されやすくなり、人間関係も壊したりしていた時期がありました。
医者の出す薬では解決しなかった事も、瞑想習慣によって劇的に改善出来ました。人って本当に面白い。

次の記事では、瞑想について触れたいと思います。
短時間でも、効果は充分にあります。
瞑想習慣を作る際に、なるべくやりやすい方法を色々と考えたので、それを共有しますね。

「今何考えてる?…へぇ、そうなんだね。ところでさ、それって本当にアナタの思考?」

麻野かんな🌱

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