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Rambling Noise Vol.20 「メルマガナイトへGo ahead! その8」

え? なんのこっちゃと?

アサノさんって、幼稚園児の頃からの筋金入りの生え抜きデブだったんじゃなかったけ? 何を今更・・・。

と、貴兄がお思いなるのも無理からぬことでござ候。
そう。これこそが何度も出しかけては横道に入り込んでしまって、ちっとも辿りつかなかった、『高校入学により、順調にデブ街道をひた走っていたアサノさんに訪れた変化』だったのですぅ。

電気屋の伊藤君の店で撮ってもらった、カラオケで渡辺 徹の『約束』を歌う図のアサノさんを観たアサノさん。
その時のいの一番の感想は、「部活を辞めてから太った」という、自分にとっても意外なものであった。
高校の少林寺拳法部のおかげで、いつの間やら少しは痩せていて、百貫デブが小肥りくらいになっていたことに、どういう訳だかそん時になって初めて気がついたアサノさんでした。
なんて間抜けというか、鈍感というか。

びっくらするわ。


まぁ、デブで劣等感な男子であったアサノさんは、その当時は自分を思い遣る気も無かったし、そもそも自らに対して大した興味を持っていなかったということなのでしょう。恐らく。

しかし、己というものを自覚してしまったアサノさんは、

「こんなデブい感じで、映像を一生残したくねえや」

と思った。

そういうワケで、アサノさんは生まれて初めて、ダイエットをすることを思いついちゃった。

とは言っても大したものではなく、一日三食のお米の量を二膳から一膳に減らしただけだ。
ところが、その結果、一ヶ月で3kgも減ってしまった。
あまりにもデブだった為に、効果テキメーン!
そうなると人間調子付いてしまーう。
これが、それからアサノさんが節食をしだす様になる始まりであった。

そしーてそして、数ヶ月後の節食の結果とでも言いますか、アサノさんは脚本、主演、編集、監督、プロデューサーを務め、全然縁もゆかりも無いヤツまで大勢巻き込んで自主制作映像作品を作ってしまった。

その映像のショットがこれ。

はい。そうです。
松田優作主演の『探偵物語』のパクリです。
いやいや、まぁそのー。

何度も述べて恐縮至極だが、アサノさんのガキの時分のココロの師匠は、ブルース・リーと松田優作だったので、まぁ勘弁してあげて欲しい。

因みに、その映像作品の出来栄えは素晴らしく非道かった。
一年ほど前にアサノさんは久しぶりに改めて見直してみたが、改めてやっぱりすんばらしく非道かった。

(続く)

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