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Rambling Noise Vol.27 「メルマガナイトへGo ahead! その15」
まぁ、そういうワケで、半分ヤケクソで十年レベルの久々っぷりで行ってみたスキー場は上天気。アサノさんも上機嫌。
実際のところ、ボーゲン直滑降全開で楽しくスキることが出来まして、あれあれなんだか気持ちよいなぁという具合。
以後、誘われるままに、何度となくスキー場へ赴いちゃったってんだから、まぁ、現金なものです。ええ。
或る時期などは、友人の友人が新潟にいるからと、その人んちへ何人かで泊まり込んで、連日スキー場に通う数年間なんてのもございましたですよ。
しかしながら、アサノさんは、取り敢えずやってみる派であるのだが、その為に事前に理論を叩き込んでから・・・なんてマネが出来ない。
プラモデルなども、「一旦マニュアルに目を通してから」なんてことは絶対に無いので、途中で「あれれ?」となったらもうオシマイ。しょうがねえなと、なんとか修復させようと思ってグニグニやってたら、バキッと逝っちゃって、ポイっと放り出す様なナイスなヤツなのだ。
そりゃあそうだよね。ほら、自慢じゃないが、アサノさんは生まれてこのかた金輪際、予習・復習なんてしたことないもんね。
大体こんな感じだろと、正しいやり方も判らないままに始めてしまうので、合わないものは全く合わない。
後年始めたゴルフもそうで、数年経って、急にスコア100切りを意識して初めて、ボールに対してどういう位置にスタンスを取れば良いのかなどを知った。
ま、そんな感じ?
つまり、好きでやってみるものの、幾らやってもアサノさんのスキーの腕前は大して上達せず、相変わらずボーゲン直滑降のまま、上から下まで一直線だったのだ。
で、こら向いてへんで、と思ったアサノさんは(いや、そこで勉強しなさいよ)、急に或る年からスノボーに鞍替えするワケで、うーん。そんなチャレンジなんかする様になっちゃいやがんのだから、人間も変わるもんでございますよ。
そしたら、
「スキーに比べてなんかラクでええわぁ。大体、あのスキーのブーツって、なんでああやって前傾してんの? もう脛が痛くなっちゃってイヤだったんだよねー。なんかオカシクなーい?」
なんて、元々思っていたので(いや、だから勉強しなさいよ)、もっけの幸いとばかりに、スカーっと転向。
アサノさんたら、いきなりこっちは快調に出来ちゃったんだから、全く何が起きるか判ったもんじゃない。いやはや。
ともかく、それ以来スポーツに限らず、アサノさんは「他人に出来てワシに出来ないワケあるかーい」と、そんな無謀且つ、不遜な人物になってしまったのでしたとさ。
めでたし、めでたし。
ちゃん、ちゃん。
(続く)
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