美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.2
サプリメント「MCM」。
六つの効用で特許取得。
天然の海水を原料とした多種類ミネラルサプリメントだと言う。
粉状のものと、カプセルタイプがメイン商品らしい。
特に、グループ会社の商品という訳でもないとのことで、まずは取り敢えず話を聞いてみると、知人の会社が製造販売している商品なのだそうだ。
えええ? 自社グループとなんの関係もない商品?
この人は、なんでそんな物を売ってみようと言い出しているのか?
いや、まったくさっぱり分からない。
だが、とにかく、我々のグループはメーカーではなく、サービス業とか投資業務が主な商材であった。自社商品というものを一切持っていないので、バッティングしないのだけは確かだ。
そして、代表はどうやら自らが健康に関心が高いらしく、また、この商品自体を一消費者としても高く評価しているらしい。
「僕は、サプリとかはこれと朝鮮人参しか飲まないんだけど、30年間会社を病気で休んだことが一切無くて、それってこれのお陰なんだよね」
と言う。
30年前にはこのサプリメントMCMはまだ無かったので、絶対に嘘だ。
「売れなかったら止めればいいんだから、やってみようよ」
これまでベンチャー投資を生業にしていた会社に、いきなりBtoCビジネスをやれとはなんとも無茶苦茶だ。ましてやこちとら健康ビジネスなど何の経験も無い。
とは思ったものの、にべもなく「無理です」と突っぱねる訳にもいかない。何を言われるか分かったものじゃないからだ。逆ギレされてはたまったものではない。
促されるままに詳しい資料類とサプリメントの現物を受け取った。
「資料は後で返すように」
と言われたが、その時の書類は今も私のデスクの上にある。
こんな具合に。
何はともあれ、そのサプリを飲んで実感してみなければ始まらない。
私は、それまでサプリメントとか健康食品とかをあまり飲んだ試しが無かった。
元々、体は丈夫な方なのだ。季節の変わり目にちょっと風邪をひくかな? くらいのもんで、病院などは健康診断以外では殆ど行ったことがない。
生まれつきだかなんだかは知らないが、身体が弱くて、しょっちゅう会社を休んだりする様な人たちを見ると、不思議に感じるほどだ。感覚的に理解出来ないのだ
で、まぁ、そのMCMというサプリメントを試してみた訳だ。
すると、まず約一週間でお通じの改善を感じた。
お腹がくだるという様なことではなく、すぽんと無理なく出てくる感じだ。
そして、二週間後には体力の底力が増した様に感じられたと同時に、深い睡眠が取れる様になった。
因みに、それ以降は風邪ひとつまともにひいていない。
以前は若干高熱化してから治っていくパターンが多かったのだが、ちょっと微熱や咳が出てしまっても重症化することなく、やがて通常の状態に戻っていく様になった。
また、ストレスを感じると分泌される「コルチコイド」と言うホルモンを抑制する効果がMCMにはあると言うことを後に知った。
つまりよく落ち着くことができ、そのため快眠が得られるという訳なのだ。
なお、お通じに関しては、マグネシウムによるものとも思われるが、亜鉛による整腸作用もあるのではないかと思っている。
そして、腸には免疫作用を司る機能があるので、MCMによる効果がもたらされるのだと思う。
腸は、「第二の脳」とも呼ばれる。大事なものなのだ。
これは確かによさげじゃないかと朧げながら感じられたのは良かった。
よいとも思えないものを売るのはやはり気が引ける。
でも、サプリメントMCMってなんなんだろう?
と言うことで、私は改めて資料に目を通すことにした。