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美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.112

翌週の2021年10月18日、ヤマト運輸の営業マンから電話が来た。
案の定、今年の4月に話をしていた営業マンの名を伝えても、まったくちんぷんだったが、それは想定内。
こちらの頭の中が読めていない営業マンとのチグハグな遣り取りを避ける為、私は、改めて当社の商品説明と物量、委託したい業務内容などを説明した。

するとだ、その営業マンが言うところでは、自分は2021年7月1日からヤマトフルフィルメントをテコ入れする為に新設された部署の者である。そしてヤマトフルフィルメントでは、今はもうMCMのめぐみの業務が受け入れ可能な体制が出来ています、とのことだった。

おっと、マジかいー。
いや、そんなことじゃないかと思ってましたー。

しかし、まんまラッキーな展開、という訳ではなかった。


彼が言うには、チャーターで荷物を預かる場合の倉庫は、神奈川県の海老名市の一箇所になるとのことだったのだ。
「え? 大阪には無いの?」
「大阪にも倉庫は有るんですが、閉じる予定です」

う〜ん。
ヤマト運輸のWebサイトには、「フルフィルメントサービスとは、全国110ヶ所の営業倉庫で事業者様の商品を在庫し、入庫以後の各作業をヤマト運輸が代行する「在庫型倉庫」サービスです」と、書いてあるのだがねぇ〜。

えええ? なになに、どういうこと?
7月からテコ入れ部署まで作って、顧客をバシバシ増やそうとしているんじゃなかったっけ?
一方で、一箇所に配送センターを集約するの?
大敵であるAmazonの方では、やたら送られてくる営業メールによれば、どっさどさとフルフィルメントセンターをスクラップ&ビルドをしており、2021年10月時点で全国27ヶ所もあるらしいのに?


これは・・・ヤマトフルフィルメント事業が、現状どのくらいの規模になっているのかなど知る由もないが、想像するに、なかなか増えない受注をなんとか増やそうという活動を行ないつつ、効率化にも努めて経費を削減して利益率を向上させ、なんとか2022年3月期中に事業単体で黒字化を果たそう、という腹積りなのではないか。

何・故・な・ら・ば、2020月4月に事業が始まり、その一年後の2021年4月にはわざわざ吸収合併という組織改変までしてサービス改定を行なったヤマトフルフィルメントなのだ。このまんまではそのまた一年後の2022年4月に何されるか判ったもんじゃないぞー、と事業部が恐れをなしているのに違いない。
打倒! Amazon! どころの騒ぎではないのだ。きっとね。

しかし、当社としては歓迎出来ない運び具合である。
私がヤマトフルフィルメントのサービスを使おうと考えたのは、MCMのめぐみの工場が在る大阪のヤマト倉庫を使えると思ったからだ。
大阪から神奈川県の倉庫まで一旦商品を移動している現状を変えられるならば、コストメリットが半端ないぜ! と思ったからに相違ない。

それが不可能ならば、幾らヤマトフルフィルメントが、ヤマト運輸の各営業所もビビるほど送料がお安かろうが、送料+横持ち代+倉庫代のトータルで考えれば、そんなに現状と変わる筈がない。
念の為、私はヤマトの営業さんに、月間コストの概算見積りを出して欲しいと依頼した。
そしてその結果は、私の予想を裏付けただけのこととなった。


チーン。
はい、おしまい。

取り敢えず、今期は生き切って、来期は再び規模拡大を目指してくんないかなぁ、ヤマトフルフィルメント。
自社の各営業所とお客の取り合いしている現状も辛かろうし、その矛盾に内部では色々と葛藤や衝突もおありでしょうが、今後のご発展を心よりお待ち申し上げております。いや、マジで。


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