見出し画像

美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.36

二つ目が、通常のレギュラー版に加え、MCMの配合量を倍にしたロイヤル版を発売することだ。

あまり「健康」をアピールしていなかったとは言え、それ迄の実績として、「確かに体に良い!」と感じていただけているお客様も数多くいらっしゃった。それは、2012年7月に行なったお客様アンケートの回答結果でも承知していた。特に、元々何かしらの不調を患っていた方々に於いては、その実感はさらに顕著であって、そういう方々の中には、「もう、MCMのめぐみが無ければ、生きていけない」とまで仰る方もいるくらいだ。

そういう方々にMCMを倍加したロイヤル版が受け入れられるのではないかと考えたのであったが、一方では不安もあった。
今回のリニュールは、商品の品質の安全性と安定性の確立が最大の目的であって、その一連の取り組み内容に関しては、まず問題は無かろうとの自信はあったが、大事は取っておきたかった。
いざ新発売したは良いが、途端に問題が発生したのではなんにもならない。失敗は許されないところだ。

画像1


そこで私は、お客様や外部へ向けてのリニューアルのお知らせを2015年5月に発し、従来のMCMのめぐみを継承する存在としての『サプリメント in ウォーター MCMのめぐみ Pure』と、MCMの良さを最大限に感じていただける商品として、『サプリメント in ウォーター MCMのめぐみ Rich』の発売を明らかにした。
そして、まずサプリメント in ウォーター MCMのめぐみ Pureの発売を2015年6月にし、遅れること四ヶ月後の10月から、サプリメント in ウォーター MCMのめぐみ Richも発売すると予告をしたのであった。
まずは、先行してPureを市場に投入し、実績と確信を得た上でRichをリリースすることにしたのだ。

結果として、後述する様にウォーターサーバーには初動に於いて問題が生じたのだったが、MCMのめぐみ Pureは我々の期待のままに順調な品質を堅持してくれた。それに加え、既存のお客様の中には、「Rich版を早く欲しい!」と言うお声を放つ方々もいたことから、『サプリメント in ウォーター MCMのめぐみ Rich』は、約一ヶ月前倒しして、2015年9月に出荷を開始したのだった。

画像2


三つ目は、商品の価格変更であった。
従来は、価格面にしてもMCMのめぐみを特別扱いする訳でもなく天然水シリーズと横並びにしていた。しかも、他社と同程度か、むしろ多少安いくらいの3,910円(税込、送料込)だ。
これを、MCMのめぐみ Pureは4,320円(税込、送料込)、Richに於いては6,480円(税込、送料込)という値付けをした。
モノもそうなら、価格も常識外れを狙った。

それ迄は、「美味しい水に、なんか知らんけど勝手に健康が付いてきている」という感覚で飲んでいたであろうお客様に対し、今後は、「天然水に多少プラスした価格帯だが、特許取得のサプリメントが入った特別でお得なお水」と認識した上でお飲みいただき、先にも述べたロイヤル・カスタマーになっていただこうと考えたのだった。

画像3


もっとも、この値上げに関しては販売戦略以外の要因も有った。それは、原液の改良や、部材調達費の上昇、製造ライン新設によるコストアップであった。どう考えても従来価格では割に合わなかったのだった。新商品を発売するに際し、値上げは必然でもあった。 

MCMのめぐみの製造原価は、天然水と比べて著しく高い。だからこそ他者には真似出来ない馬鹿馬鹿しい商品とも言え、同じ物をやれるものならやってみろとさえ言えるチャレンジングな商品ではあるのだが、その参入障壁の高さと引き換えになるのが、実は採算性なのだ。
そう、結構ね、大変なんです。これでも色々と。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?