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美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.78

賑やかしは一旦ここまで。
私は、2019年2月15日には、またまた韓国へ出張をしていた。

これは、PASECOの社長が、「本当に購入する気があるのか?」と騒ぎ出したので、ちゃんと輸入について進めているし、仕入れる意思は有るのだと、示してくれないかと、リュウさんとパクさんから泣きつかれたからだ。

いい加減そろそろ食品検査も終わるだろうからと見込んで、彼らは2018年12月時点に於いて既に量産製造を終え、それからずっと保管状態に入っていたのである。
滞留在庫となっていれば、出荷を早くしたいと考えるのは当然だ。上場会社ともなれば尚更のこと。
せめてものこととして、私は、彼らの顔を立てる為に四度目のPASECO訪問をしたのであった。

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耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、待ち難きを待ったが、その後とうとう検査に要する部品の選定が終わったのが2019年2月28日。なんと三ヶ月以上も待ったのであった。
直ちに部品類とウォーターサーバー『PWD-1500P』実機2台の船便の用意をPASECOへ依頼した。
そこからまた部品調達の準備に約一ヶ月かかり、部品類とサーバー2台は2019年3月28日に日本へやってきた。

しかし、ここでもトラブルが発生する。
今度は、PASECOのチョンボだ。船便で出せと指示をしているにもかかわらず、彼らは空輸、DHLで送ってきたのだ。
早々の到着が望ましかろうと、善かれと思ってのことだろうが、完全に勘違いをしている。
今回の便は、テスト段階ではなく、輸入の本番そのままなのだということが理解出来ていないのいだ。食品検査が未検査の物を国内に入れたらどうなるか?
密輸だ!

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成田空港から食品検査済みであるかどうかの問合せの電話があって助かった。
私は、慌てて輸入業者に、成田から横浜港の保税倉庫への移動と、そのまま食品検査まで行なえる様に段取りをお願いしたのだった。
ほらほら、またここでも無駄な段取りが生じてしまった。

数日後、検査は終了したが、そこからもまた少々の間があって後、試験成績書及び、輸入食品等試験成績証明書が発行されたのは、結局2019年5月24日であった。
合計六ヶ月間のバトルとなってしまったが、ようやく食品検査が終わった。
しかし、それでは150台全数をいよいよ仕入れましょう、とはならなかった。
はぁ、山あり谷あり。

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食品検査を終えた量産機の『PWD-1500P』2台とパーツ類は、2019年4月頭に当然当社へと返されてきていた。
待望の量産機である。当社に於いて開梱し、実際に使用をしてみた。
そこで、思ってもいなかった不具合が見つかった。

水を出し切ったボトルを抜くと、必ず挿し口に水が溜まっているのだ。
ボトルとウォーターサーバーの接点は、この挿し口に突き出ている芯棒(スキンドル)の一点のみだ。挿し口に水が毎回溜まるということは、芯棒を通してサーバー内に確実に水が入っていっておらず、この窪みに漏れ出してしまっているということなのだ。

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直ちにこの不具合についてPASECOへ報告したが、またぞろPASECOからのリアクションはなかなか返ってこない。
またディスコネクションの時期に入ってしまった。
実は、或る時期から、PASECOには日本語を話せる女子事務員が入社し、彼女宛にメールをする様になっていたのだが、どうも彼女からの社内連絡にちょっと問題があったのではないかと思っている。
その後、業を煮やして久々にKOTRAのキムさんに連絡をし、彼に状況を確認させた。


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