【転職体験記】高卒未経験から外資系大手エンジニアになる話
ちょうどいいハッシュタグを見つけたので自身の転職について投稿しようと思います。誰かの役に立って欲しい。
しかし高確率で身バレするので事実が歪まない程度の脚色は許してクレメンス。
筆者のプロフィール
高校(自称進学校)卒業後、諸事情ありフリーターとしてそこらへんのスーパーでアルバイトに励む。
2023年高卒未経験でエンジニアの世界へ踏み込み、1年足らずで外資系大手>へ転職。現在に至る。
転職1回目
エンジニアという選択肢
先述したとおり高卒であり、なぜ現在の会社に在籍出来ているかは自分でも謎だが、きっと今までの選択に意味があったと思うので、未経験でエンジニアを志している人は是非参考にしてくれたら嬉しい。
まずエンジニアの世界に興味を持ったきっかけだが、友人からの一言だった。「稼げるよ!」
その友人というのは開発系のエンジニアであったが、わたしの元々の性質(何でもすぐググる)や会話を見て「バイトしてるのがもったいない、その脳みそ使おうよ」と言い出したのである。自称進学校卒のわたしだが恐ろしく数学が出来ず大学へ行けなかったため最初は躊躇った。しかし脳裏に反芻する「稼げるよ!」…
友人から教えてもらったpaizaというオンライン学習サイトでまずはHTMLを触ってみることにした。元々オタクでニコ動の動画説明文がHTMLだった頃に触っていたため導入は早い。すぐにマスターした。次にJavaを触ることにした。しかしこれが思っていた以上に楽しい。数学の知識は勿論必要ではあるがそれ程の鬼畜さはなく、どちらかというとパズルのようなものでコーディングが上手くいくとアドレナリンがドバドバでるのだ。すっかり虜になった。
それからというものの、PCをもっていなかったわたしはイラストを書くためのiPadAirをPC代わりにし、バイトの休憩中にひたすらマスターした。
やがてスーパー店員からエンジニアになりたいと思うようになり転職活動をスタートする。ここまでおよそ2週間。
この後大きな壁にぶち当たることとなる。
数学出来ない
新卒・第二新卒専用の就活サイトで職を探し始める。開発系で何社か応募するも、ペーパーテストや性格テストで落ちまくり面接までたどり着けない。そう、数学が足をひっぱったのだ。
このときまだ業界について勉強が足りていなかったのだが、エンジニアといっても何種類かある。ゴリゴリコーディングをするタイプのプログラマー、割と未経験でもやりやすい運用保守系、Webエンジニア、ネットワークエンジニアなど。
わたしが玉砕していたのはプログラマー職、つまり数学的思考が最も必要な分野であり、本来はもっと敷居の低いところに志願するべきであった。
また、システムをつくるにも色々な工程があり、全体像や、まずシステムの構成って?仕組みって?未経験はなにもわからないのである。そこでまずは浅い所から学習をするという意味でも運用保守案件を扱っている会社へ応募することにした。
実はここが人生を大きく変える選択だった。
運命の出会い
この応募した会社が後に入社する会社となる。
選考は面接2回のみで自身にとってかなり好条件であった。人と話すのは不得意ではなかったため元気に振る舞い問題なく選考を終える。このとき志望理由として書いていた「Javaがおもろすぎて課金までした」が恐らく好印象だった。やはりエンジニアに向いているのは一生勉強でも大丈夫な人間。とはいえ数学は本当に出来なかったのだが、興味があることには深く追求し突っ走ることが出来たため自分には向いていたのだと思う。
さて、入社し次の日から現場での仕事が始まる。(これを今の会社で言ったらびっくりされた)
OJTを担当してくれた上司の方が凄腕で、この人がわたしのエンジニアとしての土台を築いたと言っても過言ではないが、わたしは次から次へと仕事を覚えることができた。
また、これも上司の影響だが、当時Microsoft製品を扱う業務であったため資格取得に勤しむ。これがのちに現在の会社に入れた大きな要因である。当時ウェビナー(オンライン講義)を受けることでバウチャー(無料で資格を受験できる強いヤツ)をもらえる資格が数多くあり、対象であるものは数ヶ月でほとんど全て網羅した。
当時持っていた資格については下記の記事参照
資格取得のプライオリティ
ここで大きな勘違いをする人がいる。
資格を持っていればいるだけすごいわけではない。
これは同業種に転職する場合に言えることであるのだが、
無闇に何でもかんでも取得したところで
「ただ記憶力がいいだけのヤツ」
となるのだ。
もちろん未経験からエンジニアへ転職する場合は
ITパスポート等の初心者向け資格を持っていた方が好印象だろう。
しかし、経験者採用の場合は
自身が携わっていたシステムにまつわる資格(ベンダー資格の場合は特に)が有利である。その業務についての理解をするため取得したと転職の際にアピールになるし、仕事でも資格の知識を活かして改善提案が出来るようになる。
また、これは今の会社で言われたことだが
「全部を幅広く出来る人は別に要らない。何かのプロフェッショナルな人材が欲しい。」
わたしは小難しいことは分からないが、経営学部などに通っていた人はきっと耳にしているであろう。その方がチームとして効率がいいらしいのだ。勿論ムチムチの無知は良くないが、何かのシステムについて深く理解がある人材のほうが重宝されるらしい。
2回目の転職
当時わたしは1つ目の案件が終わり、別の案件へ参画していた。構築の案件だった。上司や同僚が総入れ替えし不安ではあったが、派遣先に同級生がいたためバチくそ楽しく仕事していた。また、自身は機械を弄るのがとても好きだったみたいで工場に籠って構築したときは本当に楽しかった。過去一生き生きしていただろう。しかしここで諸々諸事情あって2回目の転職を考えることとなる。
まぁ本当に諸々諸事情で諸々諸事情なのだが…色々と葛藤はあった。
当時取得した資格のデータ連携のためにLinkedInに登録しており特に活発に動いていたわけではないのだが、ある日DMが届いていた。そう、外資系大手>である。学歴もプロフィールにのせていたのでまさかそんなところからメッセージなんて来るわけないだろと思ったものの、オンライン説明会に参加する。
興味を持ったため本格的に転職活動に取り掛かることにした。オンライン説明会からそのまま申し込むことも出来たが一旦保留し、別でDMが来ていた転職エージェントに頼ることにした。また、このエージェントさんも3回ほど熱烈なメッセージをくれていて今考えると本当にありがたかった。
エージェントさんと話をすることになり、>からメッセージが来ていたことは伏せていたのだが、
「しゃち(く)さんにおすすめなのはこの会社ですね」と>を勧めてきたのでもう間違いないと思いそのまま応募することにした。
転職エージェントに頼った方がいい理由
>を勧めてきたのは間違いないのだが、2つの部署を勧めてきてくれた。
Microsoft関係の部署と、運用保守の部署である。
実は前者はLinkedInでDMをくれた部署で、最初応募しかけたところ。
エージェントさんのアドバイスによると、運用保守の部署の方が経験済みであることもあり導入が速く挫折しにくい(ハードな会社であるため)と思うとのことだった。また、将来的にやっぱりMicrosoft関係の業務がやりたくなっても異動できるのでどうとでもなると運用保守の部署を勧めてくれた。間違いなかった。
わたしの諸々諸事情を汲み取ってくれて一緒に面接での言い回し等を教えてくれた。また、>への転職実績の多いエージェントさんだったため、様々な情報を持っていてとても心強かった。
あっという間に合格し、年収は前職と比べ200万程上がることになった。本当にすごい。
まとめ
昨今よく「未経験でもエンジニアに!」という広告を見る。あれは嘘。ではないが、ある程度の努力と覚悟、この仕事が好きという気持ちがなければ長続きはしないだろうなと思う。あくまでも個人の意見だけども…
本当に頭が良くて問題ない人は苦労しないと思うが、私のような落ちこぼれ(自虐)がシンデレラ転職を夢見る時はくれぐれも気をつけて…
ばーっと一気に書いたので抜けてるところもあるかもしれない、乱文失礼しました…
そして最後まで見てくださり本当にありがとうございました。
これから転職考えてる人頑張ってね…!!
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