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孤軍奮闘は良くない

福祉の業界で思うのは、何につけても情報共有、関係機関との連携が大事、ということ。
ひとつの事業所や支援センターができることにはどうしても限界があるので、チームで支援していこうという考え方が強いなぁと思います。
また、同じ職場内でも、自分一人しかこの利用者さんのことを知らない、って状況だと、自分に万一のことがあったらリスキーなので、やはり職場内でも共有、共有。

入職したとき、なんでこんな会議ばっかりなんじゃ、と思っていたけど、それ相応の理由があるんだなぁ。


ひとりで抱えこまないっていうのは本当に大事。
それは、職員のメンタルヘルスのためにもそうだけど、仕事への姿勢としても、ひとりきりで何でもやろうという考え方は捨てたほうが良いです。

支援方針とかも、迷ったときはもちろんだけど、定期的に職場内で検討したり、それが無理でも隙間時間に他の支援者に話を聞いてもらったりして、第三者の目を入れることは大切です。

決して、孤軍奮闘しないこと。



そして、もし孤軍奮闘になりそうだったら、一度立ち止まって考えたほうがいいです。

孤軍になるにはわけがあるんだと思うんですよね。

本人の希望を無視していないか?
そもそも聞き取りが足りないのではないか?
その方針に必要な機関への連絡は済んでいるか?
無理のある方針になっていないか?

もし、自分の方針に賛同者が誰もいないなら、何かが危ういということなんだと思う。
そして、危ういまま進むと必ずどこかで綻びが出ます。それが結果的に、相談に来られた本人の不利益につながってしまうのが一番良くないこと。



私の場合は、なんとかしたい、なんとかしなきゃ、と焦る気持ちが大きすぎると、視野が狭くなってしまって、周りの同意を得られない方針を立ててしまいがちだなぁと感じています。
常に、冷静に物事を俯瞰する目は忘れちゃいけないな、と思います。



短めですが、今回はこれにて。

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