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歴史を見れば

歴史によって…

 高校は文系専攻でしたので、日本史をとっていました。英語は得意でしたが、どうにもカタカナが苦手で。世界史はとても面白いですが、良い成績を残せる気がしませんでしたので、日本史。

 消去法というのは後付けの理由で、今立っている場所で、国で何が起きていたのかを知れるのは楽しそうだな、という理由もありました。

 知れば知るほど、名前や時代は違えどなんだか同じようなことばかり繰り返している歴史でしたが、やはり一番面白かったのは流行の推移でした。

 その時の人々の感性や、独特のメッセージだけは時代によって違いました。とてもわかり易い例を挙げると、縄文人の作った竪穴式住居土器に対して、平安時代の寝殿造清少納言の枕草子、といったところでしょうか。

 私はこの変わりゆく人々の感性を『進化』とも『退化』とも呼ばず、変化と言いますが、どの時代も魅力に満ち溢れています。たとえ縄文であっても、平安であっても。(人口の差で、その時代の先進具合は全く異なっていきますが。)

 これは各方面に言いたいことですが、0から1を生み出した天才を私は賞賛したいです。
縄文土器。これをどういった経緯かは全く知りませんが、「水溜めたり何か煮たり焼いたりするための器欲しくないか?」と思ってあの形で作り出した天才達の思考がどんなものだったのか、そしてその過程もどういうものだったのかを私は知りたいです。

 そして世界の土器と比べると、あの凹凸や躍動感には目を見張ります。現代でも賞賛するべきアート、製作者の名があれば、と思いました。

 まだまだ時代は沢山あり、そして素晴らしい作品も沢山ありますが、またこれはいつかの記事で。

色にも歴史

 基本的に、自然界に存在する色の種類はなかなか変わりませんが、人類が編み出してきた色やその使い方にはたくさんの移り変わりが、歴史があります。当たり前ですが、色にも歴史が在るのです。

赤色

 たとえば赤色。日本にもともとあった赤色は朱塗りに使われていたものでした。なんと5000年以上前、縄文よりも前の時代になります。化粧に使われたり、埴輪に使われたりと生活を彩る色、として流行りを見せたり『冠位十三階』の時には禁色にされ紅花の流通を禁止されたりしましたが、人気は止まることはありませんでした。

 江戸時代では、遊女達の紅化粧が庶民にも流行り、京都で『小町紅』という本紅の化粧品ブランドが普及したりしました。伝染病が流行った際は魔除けの色として使われたり、西洋から合成顔料が流通した際には、文明開花を象徴するものとして画家達から好まれました。

 現代に存在する色は、数え切れないほどの種類があり、それぞれが時代を生活を彩っています。その一つ一つに、国のような、人類のような歴史があり、そして人類と共に発展していきました。

 色は言葉こそ発しませんが大切な意味もあり歴史もあり、そして調和のあるということに意識を向けて見てください。たとえば服、ファッション。または絵画、イラスト。身の回りだと自然や建造物など。

 少しのいしきの変化で、また新しい見え方や言葉が聞こえてくるかも知れませんね。


良い日々にしてください。

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