同じお釜のご飯を食べる
↑今の家はオーブンがないけど、またこれを作りたいなぁ。
時々、「ご飯を作るから食べてよ」といいたくなります。
もともと学生でなくなったころに母から
「実家にいても、もう子どもではないから家事は全て習慣化しなさい」
と教えてもらい、基本の家事は私の役割だったことと、
身体が楽器のため、身体の声を聞きながら食べるものを調整するのが好きなので
実家を出てからも毎日の瞑想がわりに自炊をしています。
(外食の写真をSNS上に載せることも多いですが、そのほとんどは仕事のお話をしています。その話はまた今度。)
でも、誰か他の人も食べるとなると、また作るものが変わったりして、その変化も楽しい。
すごく特別なものを作るわけではないんだけど
なるべく品目数を多くして
組み合わせの面で消化に良く、素材の味がわかるものを作るようにしています。
もうお母さんになっていてもおかしくない年齢なこともあってか
調子どう?がんばってるね。
少しここらで「なんにもしない」をしにきてよ。
と、ふと誰かに言いたくなる。
わたしの周りの人たちは、本当に頑張り屋さんばかりだから。
今回は着物女声アカペラの初回コンサートのメンバーに、
「一緒に始めてくれてありがとう」の気持ちも込めてご飯会をしたのだけれど、
今回は特に
あなたたちが必要とした時には、寄り添いたいです。
ということをまず伝えたかった。
着物アカペラってなぁに?というかたはこちらから
一緒の活動にかかわらず、普段から本当にずっとずっと頑張っているのはみているので、
「これから一緒に頑張ろう」よりもむしろ
「今日はちょっと休んでいきませんか?」と言いたかったのです。
ある会社代表から教わった大切なこと
大切な人たちやこれから仲良くなりたい人たち、そして応援したい人たちにご飯を作って食べてもらおう!
というのは自分が思いついたことではなく
もう何年も、ある会社の代表がわたしによくしてくださっているのに習って、私も習慣にしていることです。
イタリアに移住した当初からお世話になっている会社の代表と、紹介してくれた姉のような人と、帰国出国のたび、また季節の折には一緒にご飯を食べながらお話をします。
「最近はどうですか」「今は何が楽しいですか」という話をしながら、私がその時気になったことを質問するといつもニコニコとシンプルに答えてくださる。
かと思えば最近こんなことで笑っちゃってさと全員でガハガハ笑ったりして
「麻美ちゃんのお友達も誘おうよ!良く食べる人がいっぱいいると楽しいね!」といってくださることも多く、
おふたりはいつも
「依頼する人もされる人も、お客様も、お互いにありがとうと言える仕事を積み重ねたい」
というお気持ちを話してくださり、帰る時にはいつも「そうありたいなぁ」と力がみなぎるのです。
緊張が緩和した瞬間にクリエイティブが生まれる
わたしが一緒に歌いたいと思った好きな人たちばかりの集まりであることもあって、わたし以外は初対面のメンバーもいる中、
わきあいあい、でもポイントはぎゅっと掴むパワーのある人たち同士が溶け合っていくのをふわふわとしながら眺める時間は楽しい。
ゆっくりしてもらうつもりがゆるっとお話していくうちに
年始までの4公演、予定が決まってしまった。
ここならできるかもしれない
ではなく
ここでやりたい!
まずは理想の形を聞いてみて、
「どうしたらできるだろうね」
と考えていく。
「そのためにこれを解決していく必要があるから、これは長期(または短期的にこのくらいの期間を見据えた)目標にしていこう。」
と相手のフィルターを一緒にのぞいていく。
そうしていくうち
ふとした瞬間に、考えていたよりも「もっといいこと」は突然やってくる。
あなたが主役である、と伝えることの大切さ
誰かとやりたいことをする、ということは、「相手のやりたいことも叶えること」だと思っています。
自分と相手のやりたいと重なる部分を大切にしていかないと、いつか自分ごとではなくなってしまうし、それに付き合わせるというのはなんだかつまらない。仕事においても両想いが好きだから。
なかなか難しいかもしれないけれど
全員が、よだれを垂らして働きたくなるというのが理想的な状態だなぁと思っています。笑
もちろん、わたしも。
このメンバーでは特に顕著だったなと思うのが、柿落としの曲決めのとき。
まずはどんどん歌いたい曲を出してもらって、その中から1回目のプログラムを構成し、あとの曲はレパートリーにしていくという流れで作っていたのだけれど
たくさん候補は出たものの、
さぁどれにしようか、というところで突然少し動きが止まったのです。
多分だけど、これは空気を読んでいるな…とすぐに感じました。
投げかけたものがざっくりとしすぎていたのもあるだろうけれど
色々な系統の曲が出ていたので、カラーを揃えようとすると自ずと他の曲の選択肢を否定してしまうかもしれないよね。というのもあって。
なので
「各自一曲自己紹介がわりにメインを歌う曲を選んでください」
と言い換えてみると、なんと全員が5分以内に即決して、おおよそのプログラムが決定しました。笑
大好きな人やものだからこそ活きのいい状態で飛び出してほしい。
これはわたしが個人的に仕事をご一緒する全ての人に言えることです。
「あなた」とご飯をかこむ時間、これからも大切にしていきたいと思います。
10/29の柿落としコンサート、残りわずかとなりました(お申込み、8月末までのリンクです。)
大安吉日。
初回イベントは一生に一度きり。
ぜひその瞬間にお立ち会いくださいませ。
クラウドファンディング、着物で日本の歌を歌います(歌&ピアノ)はあと14日…!
ぜひご支援をお願いいたします!
大切な時間を使って最後まで読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートはその時その時で私が選んだところへの募金として使わせていただきます。