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ドイツ文化事典の執筆に参加しました

今月、丸善出版から刊行される『ドイツ文化事典』に、芸術家村「ヴォルプスヴェーデ(Worpswede)」の項目を執筆しました。

きっかけは、数年前にヴォルプスヴェーデ村を題材にしたボードゲームを制作したことから、声を掛けていただきました。調査旅行として実際に村を訪れ、かつて1900年代に活躍していた芸術家たちの家やアトリエ、作品を鑑賞し、とても感慨深い気持ちになったのを覚えています。

制作したゲームから、まさか事典の執筆にまで発展するとは想像にもしていなかったのですが、より多くの人にこの村の歴史を知ってもらえる機会ができて素直に嬉しいです。日本では、美術史の文脈でなかなか語られてこなかった部分でもありますし、翻訳されている書籍も少ないのが現状です。しかし、いつか自分が制作した作品や文章を通して多くの人に魅力を知ってもらいたいと思っています。

それにしても、実は文章を最初に提出したのは約4年前なので、事典という形ができるまでに、編集者の方々含め、きっと多くの苦労があったのだと思います......。関わっている執筆者の方も多いですし、なおさら。私はほんの一部分しか関わっていないのですが、事典編集の大変さが伝わってきました。

こちらの『ドイツ文化事典』のお値段は税抜き2万円と、気軽に買える価格ではないのですが、「ドイツが好きでたまらない」という方には面白そうなトピックが盛り沢山です。ぜひ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは制作費として使わせていただきます。今後もより良い作品が作れるよう精進していきます!