見出し画像

旅のレポートvol.1 好きなだけ花に囲まれる至福のとき|コルトバのパティオ祭り_La Fiesta de los Patios de Córdoba


バルセロナに着いてから1週間、早速電車で片道5時間かけて最初の旅へ🎫

向かった先はスペイン南部、アンダルシア地方にあるコルドバ
徒歩で回れるほどの小さなエリアに4つもの世界遺産を有する世界唯一の街で、
今回訪れた目的もその世界遺産のひとつ、パティオ祭り💐

パティオとは、中庭のこと👒
パティオ祭りは毎年5月に行われるその美しさを競うコンテストで、開催期間にはコンテストに参加しているパティオが一般公開されており、観光客も無料で見て回ることができるのです。ぜいたく。
公開されるパティオには、個人宅のものも多くあります。

2024年の開催期間は5月2日から12日まで🗓
せっかく開催中にスペインにいるこの機会を逃すまいと、バルセロナでの手続きもそこそこにとんで行きました。

コンテストに参加していないものも含めて、見学できるパティオは全部で50以上あります。時間や場所など必要な情報は公式サイトから得られますし、現地ではの紙の持ち歩きマップも手に入ります🗺

公式サイトhttps://patios.cordoba.es

マップはこんな感じ🗺

6つのエリア それぞれに番号が振られていて、
住所や入り口が面している道もわかるようになっています
現地で配布されているポスターと持ち歩き用マップ


公式Instagramもあります @fiestapatios
https://www.instagram.com/fiestapatios/

見学は基本的には11:00-14:00、18:00-22:00の2部制です。
この時期のコルドバは21時を過ぎても暗くならず、その時々の日の入り具合を楽しめます。

午前から歩き回って、合間の時間は宿に戻ってごはんを食べたり体を休めたりしたあと、また夕方に繰り出すというようなスケジュールでとにかくパティオを満喫しました🧺🌿

道は入りくんでいるのですが、ほぼすべての通りに名前がついていて、歩いている通りと地図上の名前を照らし合わせながら歩けば問題なく辿り着けます。

交差点には通りの名前が
道の途中にも

見られるパティオは入口にある2つの植木が目印🌳
公式Tシャツを着たスタッフも立っているので見つけやすいです。

パティオだけでなくバルコニーのコンテストも一緒に行われているので、
バルコニーに注目しながら歩くのも楽しみのひとつ◎

わたしはゆっくりと3泊して、パティオ巡りを優先して動いていたので40ヵ所くらい回れましたが、タイミングや場所によってはほんとうにすごい行列でした。
公式によると、今年は延べ81万人以上がパティオに訪れたそう🧑‍🤝‍🧑🧑‍🤝‍🧑

パティオに入るのに並んでいるとき
週末の日中はすごい人で、とにかく並びました


お家によってパティオの大きさもまちまちで、もはや庭園のような広々としたものから、こじんまりとしたものもあります。

広大なところはいわずもがな、小さなパティオもかわいさがぎゅっと詰め込まれている感じがしてそれはそれで良さがあります🧚
ひとつ選ぶなんて到底むりだなーと思いながらとにかく歩き回り、毎度中に入るたび懲りずに心踊らせるのでした🌼

パティオの芸術的な景観を保つために毎日手入れをしているみなさんの労力を思うと、こんな自由に、しかも無料で見て良いものなのかと感謝の気持ちが溢れます。
(好意でチップも払えます)

いちばんお花がぎゅぎゅっと詰まってたパティオ
いろんなピンクがかわいい
入口もそうだけど、アーチをくぐる瞬間がいちばん胸高まる


とにかく夢中でたくさんのパティオを訪れましたが、お花の種類や色づかい、お花だけでなく植木や水場、石畳の装飾、家の造り、タイルや陶器など工芸品の数々、住んでいる方の生活、こだわりの違いがみてとれて、いくつ巡ってもまったく飽きることはありませんでした。

タイルとカラーコディネートされてるお花
そびえ立つ壁タイプ、ユニークだった
ていねいに花の品種(たぶん)のタグをつけているところも
石畳の装飾(ここはパティオではなく広場)
デザインに基づいてひとつひとつ敷き詰められてる小石たち


先に書いたように訪れるパティオの多くは個人宅なので、中に入るとそこに住んでいる方もいらっしゃいます。庭にお邪魔していると、こどもたちが帰ってきたり、掃除されていたり、軽食をとっていたり。単に庭だけでなく、生活の一部にもちょっとだけお邪魔している感覚。
ある女性は日本からわざわざ来たならとお家の中にまで入れてくれました。ひとり家の中からパティオを見させていただいて、それもまた新鮮な体験でした。


これまでにも、きっとこれからもないくらい、たくさんのお花に囲まれて、とにかく多幸感に包まれた3泊4日の旅でした💐💐

これだけの植栽のお世話がどれだけ大変か、、もっと広いところもたくさんありました
夢の中みたい

でもなにより感じたのは、人々がわざわざ訪れたいと思う魅力的な場所に彼らの日常があることがいちばんの幸せなのだろうということです。
そして大切なのは、その場所を魅力ある街として守り続けているのも彼らであるということ。
きっとこれは人々が旅の目的地とするあらゆる街にいえることなのだと思いました。

◆今回出会ったコルドバのおすすめ◆

ゴハン🍽 Sociedad de Plateros San Francisco
アンダルシア料理が食べられるお店
宿の方がおすすめしてくれた徒歩3秒のレストラン

パティオで食事できる、スタッフみんなやさしい
ほかの日に行ったレストランより安くておいしかった


カフェ☕️ Cafe-Bar Metropoly
朝から歩いたあと、パティオが開くまでの間に一服したカフェ

おじさんたぶんわたしのこと子どもだと思っててめっちゃやさしかった


ヤド🛌 Airbnbで予約した宿
エントランスもパティオも、洗面所までかわいかった

エントランス
パティオ
洗面所
淡いピンクとターコイズの組み合わせがたまらなくかわいかった🤍
トイレも、シャワールームまでおなじタイル


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?