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#3 世界遺産の街でウォールアートと音楽に触れる「ペナン島・ジョージタウン」 (2022 マレーシア旅)

こんにちは、あさまるです。
2022年9月にマレーシアへ旅行してきたお話。前回はランカウイ島に1日観光をしたお話を書きました。

今回は、ランカウイ島からペナン島へ移動し、ジョージタウンで1泊2日で滞在して感じたことを写真付きで紹介します。
この記事がペナン島を観光するきっかけや参考になれば嬉しいです。

ジョージタウン中心部の高層ビル「コムタ」を望む路地裏。
この路地にはカフェや果物屋が点在している

ペナン島に行こうと思った理由

今回のマレーシア旅行の中で最も個人的に楽しみにしていたのが、ペナン島中心部にある街「ジョージタウン」での滞在です。
私がペナン島・ジョージタウンに注目していた理由は2つあります。

歴史的街並みと多様性の共存を見たかった

ペナン島はその歴史的経緯から、中国、インド、イギリス、そしてマレーの文化がミックスされています。その影響が街に凝縮されているのがジョージタウン。街自体も小さいので、徒歩、レンタサイクル、タクシーを駆使して街歩きには最適と思いました。

ユネスコ世界遺産にもなっており、観光地としても注目が上がる中で、人々もそこに住んでいるわけで、そんな生活感あふれる雰囲気も見たかったためです。

街中のストリートアートを楽しみたかった

ジョージタウンの街中には、至る所に壁を使ったアートが描かれています。
リトアニア人アーティスト「アーネスト ザカレヴィチム」氏によって、6枚のウォールアートを描いたのがきっかけに、世界的に有名になったと言われています。

ウォールアート作品は今で増えていっており、街の中心部から郊外にも広がっているとのことです。まさに街自体がギャラリーのようなもの。街を歩きながらアートを探しながら楽しめる。これは面白いなと感じました。

そんな思いを持ちつつ、ランカウイ島からペナン島へ移動しました。

ランカウイ島からペナン島へサンセットフライトは美しかった

ランカウイ島からペナン島へは、エアアジアの夕方便で移動。正直なにも考えずにこのフライトを予約したのですが、私がこれまで乗ってきたフライトの中でもベスト3に入るものでした。

ランカウイ〜ペナン間はフライト時間が30分で、あまりに短距離であるため、高度がそこまで上がらないのです。そのため、機内の窓からの見晴らしが抜群でした。

景色にみとれていたらあっという間に着陸態勢に。マラッカ海峡の小さな島々とマレー半島の景色をサンセットとともに美しく眺めることができました。

ペナン国際空港への着陸前の景色
着陸直前の窓からの景色。正面がマラッカ海峡、右手に空港が位置している。
夕日と穏やかな波のコントラストが美しい

日本人は利用する機会はほぼないであろうニッチな航路ですが、このランカウイ〜ペナン便はお勧めできます。フライト中、飽きずにずっと景色が楽しめるフライトは、そうそうないと思います。海峡と半島が一望できて良い体験となるでしょう。シートを予約される際はA席を是非。

ペナン国際空港
夕暮れのペナン国際空港

Penang House of Music でペナンの音楽史を知る

ペナン国際空港からホテルで1泊。翌日から観光で行動するスケジュールとしました。
ペナン島へ行く目的は決めていたものの、日本同様マレーシアでも真夏の暑さは厳しいものがあります。
室内アクティビティで暑さを少し凌ぎたいなと思っていた時、ふとGoogleマップを眺めながら気になったのが「Penang House of Music」。
ペナンの音楽を知れる良い機会と思い、行ってみることにしました。

訪問して知れて良かったことは、「ペナン音楽のバックグラウンドは、マレー/インド/中国/欧米の4つの文化がミックスされることで、独自の進化を遂げていったこと」でした。
展示と説明を受けて、ペナンの音楽史について驚きや気付きがたくさんありましたので、後日単独のnote記事にしてみたいと思います。

Penang House of Music のエントランス
Penang House of Music のエントランス。ペナンの音楽史にふれあえる良いギャラリーでした

「Penang House of Music」は、市中心部にある高層ビル「コムタ」の4階にあるため、アクセスもしやすいです。ぜひ近くを取った際は立ち寄ってみてください。

ジョージタウンのストリートとウォールアートをふらっと巡る

陽射しの厳しい真昼時間帯はショッピングモールで買い物をした後、夕方からはジョージタウンの街中を散策。

歩けば歩くほど興味深いスポットが現れる、なんて面白い街なんだ…!
インスタ映えなショップ、建物、街並みが目白押しでした。
以下、代表的な通りを写真で紹介します。

Chulia Street(チュウリヤ通り)

ジョージタウンのメインストリートのひとつで、寺院、モスク、ホステルが点在しているエリア。

ジョージタウンで著名な道端屋台、
「Chulia Street Night Hawker Stalls(チュウリヤ通りのナイト ホーカー ストール)」

Love Lane(ラブレーン)

通りの名前からみてロマンティックな歓楽街に聴こえるが(昔はそうだったという説もある)、オシャレなカフェやバー、ホステルがある通り。

カフェバー「Selfie Coffee@Jupiter's Bay」。この付近にはカフェや飲食店が連なっている。
奥の建物にもウォールアートが。
23 Love Lane Hotel」というホテルの入口。建物と庭が趣深い…!
アートギャラリー「Unique Penang Art Gallery + Cafe」
カワイイ…!

Armenian Street(アルメニア通り)

ストリートアートの本命、アルメニア通りに。

ウォールアートの中でも代表的な作品「Kids on bicycle(自転車に乗る小さな子供たち)」
子供たちは壁画だけど自転車は実物
「Haj Pilgrimage Sculpture(ハッジ巡礼)」の鋼棒彫刻。
ウォールアートは夜も照明に照らされて鑑賞できる作品が多かったです

ウォールアートの場所など下調べもせず、何も考えずに30分ほどふらっと歩いているだけで、この写真のようなスポットに出会えます。
さまざまなアートやスポットに巡り合えるジョージタウンが好きになりました。

ジョージタウンを巡ってみて感じたこと

マレーシアは多様性がある国と一般的に言われていますが、ここペナン島・ジョージタウンは一層凝縮されているように感じます。
たとえば、1つの地域の中に、仏教寺院、ヒンズー教寺院、イスラムモスク、キリスト教会が共存しているのも印象的。実際に行ってみて、朝夕にモスクの祈りが外から聴こえることに、海外に来たことを実感しました。

歴史的建造物も多数残っており、ただ歩いているだけでも楽しい、面白い、興味深い街でした。

ペナン島でのベストショット。
路地裏でスマートフォンを弄って休憩していたオジサンの1枚。

ペナン島には2日間滞在しましたが、十分楽しむのであれば3日はあった方が良いかと思いました。もっと下調べをしたら有意義な観光ができたかもしれません。
ジョージタウンという限られたエリアしか見ていないので、次回はペナン島全体を楽しめるよう時間をとって訪問しよう。

ペナン島は、シンガポールやマレーシアの主要都市から飛行機でアクセスできます。日本国内からは一度シンガポールやクアラルンプールを経由して行く形になります。東南アジア旅行の行き先の1つの参考となれば嬉しいです。

次回は、ペナン島からマレー半島のバタワースを経て、鉄道でクアラルンプールへ至る旅行記を紹介します。

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