Asama Kotaro / 淺間康太郎

富士通株式会社で務めるエンジニア(?) 普段はカルチャー変革やDXといった文脈の社内活…

Asama Kotaro / 淺間康太郎

富士通株式会社で務めるエンジニア(?) 普段はカルチャー変革やDXといった文脈の社内活動推進を行っております。 最近はもっぱら生成AIにお熱 ▼LinkedIn https://www.linkedin.com/in/kotaroasama/ ※発言は全て個人の見解です。

最近の記事

「口は出すくせに行動しない人」が生成AI時代のキーマンになるかもしれない

「口は出すくせに行動しない人」 皆さんの周りにもいませんか? 頑張って考えた資料を説明したのに、あーだこーだと文句を付けるだけ付ける癖に、別に何か手伝ってくれる訳でもない人。 そんな「口だけ出す人」がこれからの時代のキーマンになるかもしれない。 今回はこれについて考えてみようと思います。 「口だけ出す人」の実態 プロジェクトを進める中で、いつも意見を言ってくるけど、実際に手を動かさない人。 そんな人いますよね。 決して間違ったことを言っている訳では無いんだけど、自分な

    • 「導入したはいいけれど...」企業における生成AI活用で最も肝心なのは○○

      生成AI領域で仕事をしていて、今最も聞こえてくる声は 「ChatGPT導入したけど、中々使ってもらえない」 「すごいことは分かったけど、どう使っていいか分からない」 なんじゃないかと思います。 これに対して即座にインパクトのあるコレ!という施策は中々難しいものです。 ただ、コツやテクニックは必ずあるので、社内での実践を通じて感じたいくつかのポイントをまとめてみたいと思います。 カルチャー変革の遅筋と速筋 筋肉には遅筋と速筋という大きなカテゴライズがあるそうです。 マラソ

      • 【小説】シュレディンガーと夏目漱石の猫

        シュレディンガーの猫ハイゼンベルクの不確定性原理によると、量子状態というのは確立的な性質を持ち、測定をもって状態が決定するそうです。 有名な話で、シュレディンガーの猫という思考実験があります。 1935年に、オーストリアの物理学者シュレディンガーが発表した実験で、原子崩壊をテーマにしています。 箱の中に、猫と、崩壊する可能性50%の原子と、原子の崩壊を検知して電気的に猫を殺す装置をいれて放置します。 この時、原子の状態は「崩壊している状態」と「崩壊していない状態」の両者を

        • プロンプトエンジニアリングに経路探索アルゴリズムの思考法を応用してみる

          はじめに本noteの想定読者は以下の通りです。 ・なんとなく、プロンプトエンジニアリングとはどういうものか知っている。 ・自分でCoTなどの手法を試したことがある。 ・プロンプトエンジニアリングに興味がある。 ・間違いがあっても優しく訂正してくれる。 このnoteでは、CoTやToTという名称で知られるプロンプトエンジニアリングの手法からヒントを得て、経路探索アルゴリズムを利用したGPT-4で使えるプロンプトを作ってみよう!という実践記録です。 必ずしも論文のように再現性の

        「口は出すくせに行動しない人」が生成AI時代のキーマンになるかもしれない

          【生成AI】パーパスをArtに。新しいカルチャー変革のカタチを目指す。

          はじめに今回は生成AIを活用した、富士通社内の取組みをご紹介します。 富士通ではパーパスカービングという全社的なプログラムが行われているのですが、それを生成AI(ChatGPT, Midjourney)を用いて更にクリエイティブな体験に変えよう!という試みです。 忙しい人の為のマトメ 筆者の自己紹介淺間康太郎と言います。 2021年に入社して、今は3年目となりました。 普段はいわゆるカルチャー変革、Change Manaegementといった業務を中心にしています。 去

          【生成AI】パーパスをArtに。新しいカルチャー変革のカタチを目指す。

          Midjourneyでアートの禁忌に挑んだ話 #1

          はじめに初めまして。淺間と申します。 私は普段はカルチャー変革に従事していますが、有り難いことに生成AIのハッカソンで優勝させて頂くなど、AIにどハマりしています。 皆さんは生成AI、使っていますでしょうか? ChatGPTを始め、出力は文章に留まらず動画や音楽、3Dモデルなど、ここ数ヶ月であらゆるサービスないしモデルがリリースされています。 今回取り上げるのは画像生成AIです。 主要なところではStable DiffusionやMidjourneyが有名でしょうか?

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